ブラックの歴史~負の遺産

  

こんにちは。

本ブログ「管理職の悩み」の管理人の「悩める管理職」です。

この記事を書いている昨今(2021年11月)では、

もうあまり「ブラック企業」という言葉すら、

耳にする機会が少なくなってきように感じます

(私の周りだけかもしれませんが)。

過労自殺、うつ病、不条理な勤怠管理など、絶対にあってはならない事です。

パワハラ、セクハラなども厳しく規制されるようになりました。

私が所属する組織でも、数年前に就業規則に規定されました。

世の中が働きやすい環境に整備されていく事は、非常に好ましい事です。

ところが、法や規則が整備されたらすぐに組織の風土が変わるのか、

といったらそんなに簡単にはいきません。

本記事では、過去にブラックの時代があった私が所属する組織で、

これから組織体制を整備していく上での悩み事を書いていきたいと思います。

皆様と共有できれば幸いです。

よろしくお願いいたします。

さて、組織は「人」で成り立っています。

複数の「人」が集まって「組織」を形成しているわけですが、

表面的に作ってある「組織図」でマネジメント形態があるのではなく、

ほとんどのケースで、「リーダー」の考え方1つで、

その組織のマネジメント形態が決まってしまいますよね。

マネジメント形態のあれこれについては、私も強く思うところがありますので、

また別の記事で記述していくつもりです。

話を戻しますが、そもそもかつての「リーダー」がまずかった訳です。

正確に言うと、前の前のリーダーなのですが、

このお方の時代が壮絶だったのです。

 

幸い私は最小限の被害で済んだ方ですが、

それでも何年もの間、何時間働いても残業ゼロ、

納得のいかない配置換えなどを食らいました。

  

それ以前にずいぶん前から被害を受け続けてきた社員がたくさんいました。

その事例は書ききれないほどで、

一言でいうと「人格を変えられた」のでした。

  

この「人格を変えられた」人たちは、先ほども記述しましたように、

法や規則が整備されようと、リーダーが次世代に替わろうと、

時代が変わって、もう弾圧されていないのに「変わる」ことができないのです。

   

考え方自体をゆがめられてしまい、

組織体制が整備されていく事についていけないのです。

  

しかもこの人達が役職であれば当然若い部下もいるわけでして、

その部下にブラック体制で指示・命令してしまいます。

その若い部下たちは、なんの疑問を持てず

「会社で働くって、こういうものなんだ」と思ってしまうのです。

  

初代「悪のリーダー」張本人は、何食わぬ顔で定年退職していきました。

負の遺産だけを残して・・・・。

  

  

今では少しずつ「人格を変えられた」社員も定年退職していき、

同時にブラックの時代など知らぬフレッシュな新入社員が入ってきて、

社員構成が変わってきました。

  

しかしまだまだ、組織風土自体が変わるのは、当分先となるでしょう。

この根強くはびこる「ブラックの過去」が、組織体制を整備していく事を、

時として阻むのです。

 

  

私が決して忘れてはならないのは、

ブラックの時代のマネジメントを踏襲せず、

出来るだけ多くの社員が納得感のある組織体制を整備していくこと、

であります。

  

悩める日々はまだまだ続くでしょう。

今回はこのあたりでご無礼させていただきます。

ありがとうございました。

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