組織改革のカギはコレだ!「中間管理者への権限委譲」

組織改革の必要性を迫られている管理職の方々も多いのではないかと思います。

 

企業が掲げる目標を達成できるかどうかは、

大前提として組織マネジメントがきちんとできているかどうか、

が重要な要素です。

 

そしてその組織マネジメントでは、

中間管理者における役割・責任の自覚が重要となります。

 

本記事では、組織改革を推進していくにあたって重要となる中間管理者への意識付けに、「権限委譲」が有効な手段と見定めて取り組む流れを解説させていただきます。

 

ぜひ最後までお読みいただき、組織改革を成功させましょう。

 

もくじ

1,組織改革においては中間管理者の自覚が重要

2,中間管理者への意識付けには「権限委譲」が有効となる

3,目標・ビジョン・理念を共有できれば成功への道は近い

4,まとめ

1,組織改革においては中間管理者の自覚が重要

売上目標達成、品質向上、経費削減など、企業は毎年目標を掲げますが、

どのような目標を達成するにも、その大前提となるのは、

組織マネジメントがきちんとできているかどうか、

が問題となります。

 

多くの企業では、社長を頂点として一般職まで裾野が広がるようなピラミッドの組織形態をとっているのではないかと思います。

この組織形態についてのメリット・デメリットの話は避けますが、

組織を管理していくには必然的な形態といえるでしょう。

 

この組織形態では、

トップの指示が末端まで伝わる途中で多くの人が介在することとなります。

組織の規模が大きくなればなるほど、途中に介在する人数は多くなります。

 

トップに近いポジションにいる管理職であれば、

トップが掲げる目標・理念・ビジョンについての理解も深いはずですが、

遠く離れた大勢の一般職まで正確・迅速に伝えるには、

中間管理者の存在が非常に重要となります。

 

ここで言う中間管理者とは、管理職と一般職の間に介在する階層の管理者達のことで、

主任、班長、係長などといった職位の人たちの事です。

 

中間管理者が自分の役割をどこまで自覚しているかによって、

目指す組織改革の達成具合も左右されることとなるのです。

 

であれば、中間管理者に役割・責任を自覚させるには、

どのようにするのが有効なのでしょうか。

 

2,中間管理者への意識付けには「権限委譲」が有効となる

先に、中間管理者の役割・責任の部分を明確にする必要があります。

まず「管理」とは、砕いて言えば、

「自分が受け持つ組織において、上からの方針を理解し、その方針に沿って遂行すること」

と捉えられるのではないでしょうか

上からの指示や方針をただ下に伝えるだけでは、

管理者としての役割・責任を果たしているとは言えず、

単なる伝達者にすぎません。

指示・方針を最後まで遂行し、結果まで責任を持つことが

中間管理者の役割であると自覚させなくてはならないのです。

 

これにおいて有効な手法が「権限委譲」なのです。

「権限委譲」とは、上司の業務権限の一部を部下に分け与えて、

本人の裁量で仕事をさせることですが、

ここで重要なのは権限と同等の責任も委譲しなくてはいけないことです。

そして往々にして権限委譲をするのは管理職の役目となります。

 

これについては、私が以前に我が部門における組織体制作りで悩んでいた際に、

実際に取り組んで相当な効果を得られましたので、

私自身も強く実感しています。

そのことを書いた記事を紹介させていただきますので、ぜひお読みいただけたらと思います。

人材育成の最適手段「権限委譲」の取り組み事例紹介

ただ問題は、権限委譲できない管理職がいると、

その下につく中間管理者への役割・責任を自覚させることが出来なくなります。

結果として、目標とする組織改革への道のりが遠ざかってしまう事となります。

 

言い換えると、組織改革の達成のカギを握るのは、

「管理職自身がどのような働き方をしているか」ともいえるのです。

 

3,目標・ビジョン・理念を共有できれば成功への道は近い

さて、管理職から中間管理者への「権限委譲」によって、

中間管理者が自らの役割・責任をしっかりと自覚して遂行するようになると、

目指す組織改革はかなり近づいてきます。

 

次の課題は、トップが思い描く目標・ビジョン・理念を、

管理職をはじめ中間管理者が理解して共有し、

それぞれが自分が受け持つ組織の中での共有化をすすめていくことです。

 

このような組織マネジメントが実現できると、

組織に所属する人々に自立心が芽生え、主体的に行動するようになります。

 

こうなれば組織改革ばかりか、いかなる目標の達成も実現していけるでしょう。

 

4,まとめ

組織改革のカギを握るのは中間管理者です。

目標・ビジョン・理念を共有する中間管理者の存在は、

成長しようとする組織に不可欠です。

 

また、中間管理者への意識付けには「権限委譲」が有効な手段であるということも

書かせていただきました。

 

私自身も管理職として、日々組織マネジメントについて頭を悩ませています。

 

本記事が悩める管理職の皆さんのお役に立てば幸いです。

 

今回はこのあたりでご無礼させていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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