「コミュニケーション能力」一番よく分かる書籍はコレだ!

 

仕事における「コミュニケーション能力」について、一番いい書籍はどれ?

かれこれ10年ほど管理職を経験している私の一番のおすすめは、

安達裕哉氏の「仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか?」だよ!

目には見えないけど何だかとても重要な「コミュニケーション能力」、

私も管理職としてこの問題に長年悩んできたが、この本に出会ってようやく視界が開けました。

 

「コミュニケーション能力」についての書籍は数多くあるが、

私は、安達裕哉氏の「仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか?」が最有力だと思います。

分かりやすく、納得感が高く、一般論ではなく自らのビジネス経験から得たものを、自分の言葉で書いている。

社内で部下への教育資料としても役に立ちます。

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この書籍から特に印象が深いテーマについて紹介していきます。

もくじ

1 「コミュニケーション能力」が仕事に必要になってきた背景

2 人にきちんと「伝わる」ようにするために、知っておくべきこと

  • 「伝わる」のは、相手が聞きたい(見たい)と思うものだけである
  • 「感情」抜きには、伝わらない
  • 人は「誰に言われたか」を重視する
  • 「何を言っても伝わらない人」が存在するのは事実

3 まとめ

「コミュニケーション能力」が仕事に必要になってきた背景

近年、企業が学生の新卒採用時に求める能力のうち、「コミュニケーション能力」が上位となっている。

1990年代には上位にランクインすらしていなかったが、近年では最も重要視されるようになってきている。

組織や部下を持つ管理職の皆さまも、同じように感じているのではないだろうか。

 

確かに、さまざまな業務がうまくいかない場合や、職場内で起こるトラブルは、

「コミュニケーション能力」の不足に起因している事が非常に多い。

 

理由の1つとして、

組織の中核メンバーが行う仕事は、創造性が求められる非定型業務が多くなったからである。

個人で完結する業務ばかりであればよいが、プロジェクトで進める組織改善、課題達成などは個人ではできない。

 

その場合、

・さまざまな視点からアイデアを出し合い、

・より成果につながるアイデアを求め、

・試行錯誤を繰り返し、

・徐々に成果が出るように

・仕事の質を高めていくようなチーム活動が主体となる。

このような場合において、 「コミュニケーション能力」は必須となる。

 

では一体、

「コミュニケーション能力」とは何なのだろうか?

・人と話すのが得意

・場を盛り上げるのが上手です

・いつも笑顔です

仕事で必要な「コミュニケーション能力」とは、上記とは別のものです。

 

この書籍から具体的なテーマを紹介していきます。

 

人にきちんと「伝わる」ようにするために、知っておくべきこと

「伝える」ことで「伝わった」と思い込んでいないだろうか?

ここに「コミュニケーション能力」の真髄が潜んでいる。

 

「伝える」とは話す、見せる、聞かせる

しかし、これだけで人を動かすことはできない

こちらが求めている結果を出してもらえない

 

人を動かすのは、その内容が「伝わった」ときだ

であるなら「伝わる」ということを考えなければならない

伝われば、相手は動き、変化し、感動し、感化される

その結果、こちらが求めるものが引き出せるのである

それでは、「伝わる」ことの本質を見ていこう!

 

「伝わる」のは、相手が聞きたい(見たい)と思うものだけである

見たくないもの、見ようとしないものは、基本的に見えないということ

(例)

・ある会社で「リストラ」があるという話が出たとする。しかし皆「自分には関係がない」と思う。

・年金を含む社会保障が破綻寸前だという情報が流れても「他人事」だと思う。

・40歳にもなれば、人生はせいぜいあと40年だが、「死ぬのはまだまだ先」だと思う。

 

関心がない情報は伝わっていないのだ

発信したからといって、全員に伝わったと決めつけてはいけない

 

「感情」抜きには、伝わらない

論理によって伝えようとしても難しい、またそれを相手に期待してはいけない

人に最もよく伝わるのは、感情であり心の動き

数学者より音楽家や画家が伝わる表現に秀でているのはこのためだ

 

感情を喚起しなければ、人には伝わらない

したがって本当に伝えたいことがあるなら、論理的に説得しても無駄だ

ストレートに伝えても、あまり効果はない

何かのエピソード、ストーリー、色、音楽、味覚、におい、視覚表現など、別の形をとって伝える必要がある

グルメ漫画で、相手に美味いものを食べさせて、うまく丸め込んで思い通りに話を進めるストーリーは定番だ

それは我々が論理ではなく感覚の生き物だからだ

相手に伝えたいなら、論理でなく熱意・感情を伝えなければならない

 

人は「誰に言われたか」を重視する

同じことを言うのにも、

あなたが言うのとビル・ゲイツが言うのとでは、影響力に違いがある

これは不合理ではなく人間性の本質である

あなたが言っても「伝わらない」のなら、以下のような工夫が必要だ

・権威を身につける(有名人のセミナーには人が集まる)

・他の人から言ってもらう(虎の威を借る狐が有効な時もある)

 

「何を言っても伝わらない人」が存在するのは事実

どうしても伝わらない人が存在するのも事実だが、強引に伝えようとしても無駄である

このような時は以下のように対処しよう

・時間をかけて伝わる努力をする

・状況が変わるのを待つ

・先送りする

相手が厳しい現実を受け入れるにも時間がかかることを意識しておこう

 

まとめ

「伝える」と「伝わる」は全く違う

「伝わる」ようにするのも、知恵と工夫が必要

私たちの仕事は「伝える」だけではなく、「伝わる」までが仕事です

 

今回は、「仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか?」(安達裕哉著)からテーマを1つ紹介させていただきました。

本当に参考になるため、以降また別のテーマを紹介いたします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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