モチベーションを上げる事を考えるより、プロ意識を持たせる事

こんにちは。

本ブログ「管理職の悩み」の管理人「悩める管理職」です。

 

ところで皆さん、今日のモチベーションは高いですか?低いですか?

 

モチベーションが低いと仕事に影響を与えてしまいますので、

頑張ってモチベーションを上げてください!

実際そのように言われたら非常に困りますよね。

 

仕事や日常生活に大きくはびこる「モチベーション」という言葉ですが、

非常に悩ましいものです。

「モチベーション」について考え続けていても、

そもそもコントロールできないものに対して、

決定的な答えはないのではと思います。

 

本記事では、

「モチベーション」ではなく「プロ意識」を持たせる方をお勧めします。

ぜひ最後までお読みいただければと思います。

 

もくじ

1,部下のモチベーションを上げる方法をずっと考えていた

2,モチベーションは不安定なもの

3,考えるべきは「プロ意識」を持たせることだと気づいた

4,まとめ

 

1,部下のモチベーションを上げる方法をずっと考えていた

部下を持つ上司であれば、誰でも部下の日常業務について

「モチベーション」をもっと高く持たせるにはどうしたらいいのだろうか、

という悩みを抱えます。

私も同様、部下を持つようになってから何年も、

毎日のように悩んできました。

また、私自身についても、

「なんだか今日はやる気が出ないな(モチベーションが低いな)」

という日だってあります。

 

モチベーションを低下させる要因としてはいくつもあります。

・今、彼女や奥さんとけんか中である

・苦手な仕事を任されてしまった

・性格的に上司と会わない

など、これらは全て外的な要因です。

そのため自分の中だけでコントロールできるものではありません。

 

また、全く違う見地からすると、

見た目ではモチベーションが低そうなのに、

仕事の結果は非常に安定していて、

長期的にほとんどミスをしたり怠けたりする様子がない社員がいるのも事実です。

反面、一見するとバリバリ前向きに頑張っているように見える社員でも、

元気がなさそうな日があって周りを心配させる、

良い成果を出す時もあるが大きなミスをする時もあり、

安定感がないという社員もいます。

 

前者の方は、もう少しモチベーションを上げたら

さらに良い評価を付けられるのではないか、

また後者の方はモチベーションをコントロールできたら

安定して良い結果を出せるのではないか、ということを考えてしまいます。

 

しかしこの問題はいくら考えても、なかなか妙案は見つかりません。

なぜなら他人がその人のモチベーションを

コントロールすることはできないからです。

 

例えば、給料を一気に2倍にしたらモチベーションが上がるとは思いますが、

そのモチベーションを永遠に維持することはできないでしょうし、

現実的ではありません。

ほかにも、昇進させてやる気を出させるとか、やたらと褒めちぎるとか、

いろいろとあるのでしょうが、

一人ひとり性格が違う相手に対してそのように向き合うのも、

こちらのエネルギー的に困難です。

 

このように、「モチベーション」という掴みどころのないものに対して、

私たちはどのように向き合い、

仕事にどのように活かしていけばよいのでしょうか?

これまで長い間、私はこの問題を考え続けてきました。

 

2,モチベーションは不安定なもの

そもそも「モチベーション」とは、非常に不安定なものです。

日本語的に言うと「意欲」や「やる気」を指します。

意欲的な人がいたとしても、

毎日毎日すべての事に対して意欲的ではないでしょう。

「やる気」の方も同様です。

そもそも「意欲」や「やる気」とは、測定できるものではありませんし、

基準があるわけでもありません。

人にもよりますし、案件によっても違い一律・一様なものではありません。

 

仕事でちょっとしたミスをした時など、

「今日はモチベーションが低いからしょうがないかな」

などと自分を肯定する言い訳にもなってしまいます。

 

3,考えるべきは「プロ意識」を持たせることだと気づいた

そうした中で、ある時ふと、

考えるべきは「モチベーション」をどのようにして上げさせるか、ではなく

「プロ意識」をどのように持たせるか、という方が説得力があるのではないか、

という事に気付きました。

 

「モチベーション」とは前述しましたように非常に不安定なものであり、

自分でも他人からもコントロールすることができないものです。

 

しかし「プロ意識」は違います。

ここでいう「プロ意識」とは、プロ野球選手を目指せとか、

何か研究をするからにはノーベル賞を狙え、

などというものではありません。

毎月お給料をいただいて、そのお陰で生活できているのであれば、

それと同等以上の義務を果たせ、という事です。

その意識が「プロ意識」であり、常にそれを意識して仕事をしているか、

というところが重要なのです。

 

この意識をしっかりと持っていれば、

自分が今取り組んでいる事や任されている仕事に対して、

誇り・プライドを持って臨むことができます。

 

また、「今日はモチベーションが低いから、そこそこでいいや」

などといった言い訳も通用しません。

「プロ意識」にフォーカスをする事によって自分をコントロールできますし、

上司の立場からしても部下に指導しやすくなります。

 

4,まとめ

以上、「モチベーション」を上げさせる事を考えるよりも

「プロ意識」を持たせる事の方が、説得力があり納得感もあるのでは、

という事について書かせていただきました。

 

「プロ意識」を私なりにもう少し分かりやすい言葉にしてみました。

・自分が今の仕事に対して本気で取り組んでいるか、という意識

・自分の今の状況に関係なく「誰かの期待を超える結果を出そう」という意識

・「ミスや怠けは怒られるから」ではなく自らそれを許さない、という意識

ではないかと思います。

 

人は、誰かに喜んでもらう、人から必要とされている、人の役に立っている、

といったことに幸福感を感じるようです。

「プロ意識」を持たせることで、仕事でも良い成果が得られ、

その結果誰かに喜んでもらえるのではないでしょうか。

 

本記事が「モチベーション」という掴みどころのないものに

悩まされている皆様のお役に立てましたなら幸いです。

 

今回はこのあたりでご無礼させていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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