どんな組織でも常に「革新」を求めている

こんにちは。

本ブログ「管理職の悩み」の管理人の「悩める管理職」です。

今回は、どのような組織においても「管理職」は毎日毎日戦っているんだな、

とあらためて思ったことについて書かせていただきます。

よろしくお願いいたします。

目次

1,大企業の組織体制は?

2,組織の大小に関係なく、「革新」は必須

3,難しいのは、やはり「人」

先日、世界的にも名が通った一部上場企業で管理職をしている友人と

飲む機会があった。

一通り身の上話が終わった後、私こと「悩める管理職」として大変興味がある、

組織の作り方や組織体制について、いろいろ聞かせてもらった。

大企業の組織体制は?

「一部上場企業なら、組織体制は完成していると思うけど、

日常的な働き方って、その完成されたシステムに則って、

完璧に遂行していって高い成果を安定して出し続けていくイメージなの?」

「とんでもない!そりゃある程度組織体制は整備されていないと

これまで企業として勝ち残ってこれなかったとは思うけど、

基本的に毎日毎日システム的に仕事しているのは現場であって、

管理職は常に未来の方向性を模索中だよ。」

「会社としての方向性?部門の方向性?」

「大方針は経営が決定することだけど、

部門ごと、部署ごとに常に革新を求められてる感じかな。」

「革新って、分かりやすく言うと?」

「あらゆる分野に革新の芽はころがっているさ。」

「革新の芽は誰が見つけて誰が実現させるの?」

「確かに階層に応じて革新の芽の大きさも違うけど、基本的には全社員だね。」

「どういう制度や仕組みで、全社員から革新の芽を引き出すの?

全員が毎日のように提案してくる訳じゃないよね?」

「いろんな提案が上がってくる制度は、それなりに仕込んであるけど、

そんなにうまくいくものでもないさ。

みんな毎日毎日、目の前のことが最優先だからね。」

なるほど、確かに「安泰」や「現状維持」の雰囲気はどこにもない。

組織の大小に関係なく、「革新」は必須

私が所属する小規模企業では体制の整備が未熟なため、

良い意味でとらえたら、何か発見したら、それが「革新」となる。

大企業では既に出来上がっているから今更革新に苦労することはないのかなと思っていたが、大きな勘違いをしていた。

むしろ組織が大きくなればなるほど、

社会的責任や従業員の生活を考えると、

常にトップグループに居続けるプレッシャーは大きいのだろう。

その友人も、社内で業務における責任のほか、

自己啓発としてのセミナー受講や資格取得など、常に迫られているようだ。

それも当然である。

大企業にまで成長するためには、数多くのライバルとの

闘いに勝ち続けなければならないし、

あらゆる手段を模索し続けながら、

常に「人」という経営資源を最大効率化させるためには、

社内教育のみならず「自己啓発」が欠かせないのももっともだ。

まして管理職であればなおさらだ。

伊達に私ごときじゃ比較にならないくらいの給料をもらっているわけじゃないのだ。

難しいのは、やはり「人」

「革新の妨げになることある?」

「設備や備品なんかはカネで買えば済むけど、人はなかなか変えられない。

何をするのも難しいのは、やっぱり人だね。」

「では、人を変えるためには何をする?」

「目標を立てさせるとかいろいろあるけど、

1番効果的なのは、動かす(配置移動させる)こと、じゃないかな。」

「人を動かす目的は何?」

「1つの部門に長くいると他部門との協調性がなくなるし、新しい刺激もなくなる。

3年以上所属し続けたら、後は惰性になる。」

私はその言葉に腹落ちした。

私が所属する組織は昔ブラックだった過去があり、

そのときの時代の高齢化した社員は、

やはりこの小規模企業でも革新の妨げになっている。

大企業でも小規模企業でも、

組織にとって「人」は1番大事であるからこそ1番難しいものなのだ、

と大いに納得した。

どんな組織でも、「管理職」は必死で戦っているんだ!

勇気を出していこうと前向きになれたひと時であった。

しかし悩める日々はこれからも続きます。

今回はこの辺りでご無礼させていただきます。

ありがとうございました。

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