こんにちは。
本ブログ「管理職の悩み」の管理人の「悩める管理職」です。
QC検定2級を受験して不合格だった
過去問を1回やってムリだと感じた
一握りの人以外、2級の壁の高さを実感している人も多いと思います。
そんな立場にいる皆様に、不合格を経験した私からお伝えします。
本気で合格したいと思っているなら、
最初に勉強方法をしっかりと組み立ててください。
勉強方法を間違えると
合格できない
時間が多くかかり非効率
不安の中、手探りで進めることになる
根性論ではムリがあります。
効果・効率的な方法で、「理解していっている」という手ごたえを実感しながら
合格を勝ち取ってください。
もくじ
1 絶望へと突き落とされた1回目
2 受験しようと思った背景
3 1回目の受験に向けて
4 2回目の受験に向けて
5 長すぎた、遠回りしすぎた道のり
6 まとめ もっといい勉強方法があったのでないか
1 絶望へと突き落とされた1回目
2018年3月、私は「QC検定2級」を受験し、絶望の谷底へ突き落されました。
1度受験して不合格を経験した方は、
同じように感じていただけるのではないかと思います。
時間が全く足らない
「手法分野」では見たこともない問題が出てくる
周りの電卓をたたく音に集中力を削がれる
私は過去に、それほど難易度が高いものではありませんが、
独学で10個以上の資格試験に合格してきました。
しかし今回は別格でした。
1回目の試験では、「手法分野」の最初の1問目から、
30分かけても解き方すら分からず、飛ばして進めてもその後は焦りとプレッシャーで
試験はボロボロの結果でした。
当然の不合格。
この先、どのように合格までの道のりを攻略していけばよいのか全く分からない状態。
まさに不安と絶望の谷底深くまで突き落とされた感覚でした。
2 受験しようと思った背景
「QC検定2級」の受験を決意した話をします。
私が中途で入社した組織は精神論・根性論が根付いており、
場当たり的に物事が処理され体系化・標準化などされていませんでした。
時が流れ、私も管理職となり、
以前製造業で取り組んでいたような業務の効率化や論理科学的に品質向上を追求するといった体制を普及していけたら、
働く人たちも納得感をもって働けるのではと思いました。
そこで「QC検定」なるものがあることを知り、コレだ!とばかりに飛びついたのです。
職場の皆を納得させた上で風土を変えるためには、
どうしても2級は必須だったのです。
3 1回目の受験に向けて
試験日の半年前から勉強に取り掛かりました。
定番のように、まずは参考書を1冊購入し一通り読み込んで
概略をつかむところから始めました。
「手法分野」では最初から全く頭に入ってきません。
そうは言っても何度か読み込んでいくうちに理解していけるものと考えていました。
勉強時間は、月~金は毎日1時間、休日は半日程度ですすめていました。
途中でほとんど理解できていない状況に焦りを感じ始め、
単純に平日2時間に増やしました。
過去問も時間のある限り取り組みました。
それでも全く手ごたえをつかめないまま試験に臨む事になりました。
不合格は当然のことでした。
絶望の底で全く先が見えない状態から開き直って、
「あきらめない限り負けではない」と心に決めて、
何度でも合格するまでチャレンジしようと決めました。
4 2回目の受験に向けて
2回目の試験に向けて再チャレンジを始めたのが試験から半年前の2018年8月。
勉強時間は、月~金は毎日2時間、休日は半日程度で、
最初から気合で進めていきました。
1回目の経験を呼び起こし、全く歯が立たなかった「手法分野」を
徹底的に取り組みました。
過去問題集を第1回目の試験分から全て購入し、無我夢中で孤独な闘いを続けました。
過去問は全てを5回通りはこなしており、似たような問題が出たらほぼ解答できるレベルにまで仕上げました。
「実践分野」のような文章問題は得意だったので、
選択肢から解答を考えなくても穴埋めしていけるレベルにしておきました。
「あきらめない限り負けではない」と心に決めたものの、
「こんな生活はもう本当にムリだ」というのが本音でした。
2019年3月の2回目の試験当日では、
「実践分野」を約20分で難なく完了させ、
「手法分野」でも信じられないほど順調に完了させ、
15分ほど時間が余ったため、解答の見直しとマークシートに問題がないか、
全力で確認しました。
それでも「合格できるかも」といった安心感はありませんでした。
5 長すぎた、遠回りしすぎた道のり
インターネットで後日公開された正答による自己採点では、90点でした。
よほど何か特別な問題がない限り合格は間違いないはずです。
後日、晴れて合格証が届きました。
「QC検定2級」合格のため足掛け丸1年間、仕事以外の事を全て捨てて勝ち取りました。
私は文系人間で数学は苦手です。
更に付け加えると、会社でQCに取り組んでいるわけでもなく、
身近に一人も相談者がいない状況でした。
こんな環境の私が、いきなり2級にチャレンジする方が無謀だったのかもしれません。
合格のために、置き去りにしてしまった事や我慢せざるを得ない事も多々ありました。
振り返ると本当に長く遠回りした道のりでした。
6 まとめ もっといい勉強方法があったのでないか
「合格」を後ろ盾にして、私の目的であった組織風土改革は少しずつ進みつつあります。
しかし合格と引き換えに多くを犠牲にした価値が本当にあったかと問われれば、
今思うと少々微妙ではあります。
実際、2回目で合格できなかったら、もうエネルギーが持たなかったと思います。
もしまた不合格だったら、自信を無くし、失った1年間を相当悔やんでいたことでしょう。
理系で統計学が得意な方を除いて、2級合格に高い壁を感じている方々は、
どうか私と同じ道をたどらないで下さい。
世の中にはもっと効率よく合格できる方法があります。
分からない事を1つ1つ自力で調べ、時間を惜しみなく投入し、
根性で真正面からバカ正直に当たるのは、どう考えても非効率です。
1番最初に参考書を買って「これはキツそうだ」と感じた時に、
まずじっくりと勉強方法と合格までのムリのない計画を立てるべきだったと、
少し後悔しています。
「合格」という山頂を制覇する道のりは何通りもありますが、
どれだけやっても手ごたえが分からず不安の中で勉強するのは、
精神衛生上良い方法ではありません。
これからチャレンジする皆様は、できる限り効果・効率的な勉強方法で取り組んでください。
合格を心より応援しております。
今回はこのあたりでご無礼させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。