フリーマン柴賢二郎の流儀
~そよ風に吹かれて、ゆっくりと歩いていこう~
世の中に起きている不思議なことや、独り言などをゆる~く書き綴る。
何の専門家でもない私が経済的自由を得て、人生のこと、世の中のこと、
幸せについてなど、一般庶民の目線で考える。
人は、なぜ警察官を目指すのか。――「秩序を守りたい」という使命感の正体
世の中には、自ら危険な場所へ向かう仕事がある。
事件や事故が起きれば、多くの人はその場から離れようとする。しかし警察官は、その逆である。誰かが逃げる方向へ、自ら足を踏み入れていく。
命の危険もある。休日も不規則で、精神的な負担も大きい。それでも警察官という道を選ぶ人がいるのは、なぜなのだろうか。
もちろん、安定した公務員だからという理由もあるだろう。しかし、それだけで長年この仕事を続けることは難しい。
そこには、その人なりの人生観や価値観があるはずである。
警察官を目指す人に共通して見られるのは、「秩序を守りたい」という意識である。
人は安心して暮らせる社会だからこそ、仕事をし、家族と過ごし、夢を追うことができる。
もし犯罪が横行し、法律が機能しなくなれば、日常は一瞬で崩れてしまう。
だからこそ、「誰かが社会を守らなければならない」という思いを持つ人がいる。
彼らにとって警察官とは、単なる職業ではなく、社会の土台を支える役割なのである。
また、警察官を目指す人には、「正義感」が強い人も多い。
もちろん、正義とは何かは簡単には決められない。
人によって正義は違うし、立場が変われば見え方も変わる。
しかし少なくとも、「困っている人を助けたい」「理不尽を放っておけない」という感覚は、多くの警察官に共通しているのではないだろうか。
子どもの頃にいじめを見て悔しい思いをした人。
家族が犯罪被害に遭った人。
あるいは、地域の警察官に助けられた経験を持つ人。
何かそうした体験が、「今度は自分が守る側になりたい」という思いにつながることも少なくない。
一方で、警察官という仕事は、人間の弱さと毎日のように向き合う仕事でもある。
詐欺、暴力、家庭内トラブル、事故、薬物犯罪。
社会の暗い部分を見る機会が非常に多い。
だからこそ、強い精神力が求められる。
感情だけでは続けられない。
冷静さと客観性を保ちながら、法に従って行動しなければならない。
ここには、「感情よりも責任を優先する」という価値観が見えてくる。
また、警察官には組織の一員として動く姿勢も欠かせない。
個人プレーではなく、チームとして行動し、規律を守る。
自分の判断だけで突き進むよりも、組織全体の力を信じる。
そのため、自由よりも責任、個性よりも協調を大切にする人が、この仕事に向いているのかもしれない。
しかし、その一方で、すべての人がそのような価値観を持つ必要はない。
世の中には、秩序を守る人だけではなく、新しい文化を生み出す人もいる。
病気と闘う医師もいれば、人を笑顔にする芸人もいる。
新しい技術を開発する研究者もいれば、人の心を癒やす芸術家もいる。
社会は、多様な役割が組み合わさることで成り立っている。
警察官が安心を守るからこそ、多くの人は自分らしい人生を歩むことができる。
そして、その「自分らしい人生」を築こうとする人がいるからこそ、守るべき社会にも意味が生まれるのである。
結局のところ、人は自分が最も大切だと思うものを守ろうとする。
ある人は命を守りたい。
ある人は家族を守りたい。
ある人は文化を守りたい。
ある人は自由を守りたい。
警察官を目指す人は、その中でも「社会の秩序」を守ることに人生の意味を見いだした人なのだろう。
それは、とても尊い生き方である。
しかし同時に、その道を選ばない人生にも、同じだけの価値がある。
誰かを守る方法は制服を着ることだけではない。
教育によって人を導くことも、技術によって社会を便利にすることも、芸術によって人の心を豊かにすることも、すべて誰かを支える営みである。
大切なのは、どの職業を選ぶかではない。
自分は何を大切にし、何を守りたいと思って生きるのか。
その問いに向き合い続けることこそが、自分らしい人生への第一歩なのではないだろうか。
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