人は、なぜ自衛官を目指すのか。――「守る」という使命に人生を重ねる人たち

フリーマン柴賢二郎の流儀

~そよ風に吹かれて、ゆっくりと歩いていこう~

世の中に起きている不思議なことや、独り言などをゆる~く書き綴る。

何の専門家でもない私が経済的自由を得て、人生のこと、世の中のこと、

幸せについてなど、一般庶民の目線で考える。

 

人は、なぜ自衛官を目指すのか。――「守る」という使命に人生を重ねる人たち

 

世の中には、自分の命を危険にさらしてまで誰かを守ろうとする人がいる。

 

災害現場で泥だらけになりながら救助活動を続ける姿。

 

真冬の山中で行方不明者を捜索する姿。

 

時には国境の警戒や海外での国際平和活動に従事する姿。

 

そうした自衛官の姿を見て、「自分にはとても務まらない」と感じる人は少なくないだろう。

 

では、なぜ彼らはその道を選ぶのだろうか。

 

もちろん、安定した職業であることや福利厚生など現実的な理由もある。しかし、それだけで厳しい訓練や規律のある生活を長く続けることは難しい。

そこには、もっと深い心理や人生観があるように思う。

 

自衛官という仕事の根底には、「守る」という価値観がある。

 

それは戦うことではない。

 

誰かが安心して眠れる日常を守ること。

 

災害に苦しむ人々を助けること。

 

国家や社会の安定を支えること。

 

そのために、自分を鍛え、自分を律し、自分を犠牲にする覚悟を持つのである。

 

「自分のため」よりも「誰かのため」。

 

その価値観に強く共感する人ほど、この道に惹かれるのではないだろうか。

 

また、自衛官を目指す人には、規律を大切にする性格の人も多い。

 

現代社会では「自由」が尊重される。

 

一方で、自由とは裏を返せば、自分で全てを判断しなければならないということである。

 

それを心地よく感じる人もいれば、不安を覚える人もいる。

 

自衛隊には明確なルールがあり、上下関係があり、役割がある。 その秩序の中で自分を磨き、組織の一員として成長していくことに安心感や充実感を覚える人もいる。

 

これは決して主体性がないという意味ではない。

 

むしろ、自分を律することのできる人ほど、規律の価値を理解しているのである。

 

さらに興味深いのは、「仲間」という存在である。

 

自衛隊では、一人で任務を遂行することはほとんどない。 互いに命を預け合い、支え合いながら任務を果たしていく。そのため、仲間との信頼関係は何よりも重要になる。

 

現代は、人とのつながりが希薄になったと言われる時代である。

 

SNSでは何百人とつながっていても、本当に困った時に助けてくれる人は少ない。

 

だからこそ、「本当の仲間が欲しい」という思いが、自衛官という道につながる人もいるのではないだろうか。

 

また、自衛官という職業には、「国家とは何か」という問いも含まれている。

 

国という存在は普段あまり意識されない。 しかし、大規模災害や国際情勢が不安定になった時、多くの人は初めて「国に守られている」という事実に気づく。

 

その最前線に立つのが自衛官である。

 

だからこそ、自衛官を目指す人の中には、「国に恩返しがしたい」「社会に役立ちたい」という思いを持つ人も少なくない。

 

一方で、全員が強い愛国心だけで入隊するわけでもない。

 

厳しい環境の中で自分を鍛えたい人。 体を動かす仕事が好きな人。 自分に自信をつけたい人。 家族を安心させたい人。 人生を一からやり直したい人。

 

その動機は実にさまざまである。 人間は、一つの理由だけで人生を決めるほど単純ではない。 いくつもの思いが重なり合い、その結果として「自衛官になる」という選択につながっているのである。

 

そして忘れてはならないのは、自衛官という仕事は、平和であるほど目立たないということである。

 

何も起こらないことが最も望ましい。 だからこそ、多くの人はその存在を意識しない。

 

しかし、見えないところで備え続ける人がいるからこそ、私たちは安心して日常を送ることができる。

 

縁の下の力持ちとは、まさにこのような存在なのかもしれない。

 

しかし、自衛官を目指さない人生にも、もちろん同じだけの価値がある。

 

教師は未来を守り、医師は命を守り、消防士は地域を守り、会社員は社会を支え、家庭を築く人は家族を守っている。

 

守る対象が違うだけで、人は皆、誰かの人生を支えながら生きている。

 

だから、自衛官という道が特別に優れているわけではない。

 

大切なのは、自分は何を守りたい人間なのかということである。

 

国を守りたい人もいる。 地域を守りたい人もいる。 家族を守りたい人もいる。 あるいは、自分自身の信念を守り抜きたい人もいるだろう。

 

人は皆、それぞれの「守るもの」を胸に、自分だけの人生を歩いているのである。

 

 

 

※フリーマン柴賢二郎の著書をアマゾンで販売中です。

サラリーマンは太陽光発電所を買ってお金の勉強をしなさい!: サラリーマンのあなたに贈る! 人生100年時代を賢く生き抜くためのガイドマップ | フリーマン柴賢二郎 | 金融・投資 | Kindleストア | Amazon

ドライブ・(ウィズ)・マイ・マザー | フリーマン柴賢二郎 | 小説・サブカルチャー | Kindleストア | Amazon

閉ざされた扉が開かれる時: 孤高の改革者が挑む魂を懸けた組織改革  反発と葛藤の末に掴む希望の光 | フリーマン柴賢二郎 | 小説・サブカルチャー | Kindleストア | Amazon

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA