金融リテラシーが高い人は、なぜ人生で得をするのか。

フリーマン柴賢二郎の流儀

~そよ風に吹かれて、ゆっくりと歩いていこう~

世の中に起きている不思議なことや、独り言などをゆる~く書き綴る。

何の専門家でもない私が経済的自由を得て、人生のこと、世の中のこと、

幸せについてなど、一般庶民の目線で考える。

 

金融リテラシーが高い人は、なぜ人生で得をするのか。

 

人生には、お金に関する選択が無数に存在する。

 

住宅を購入するときには、いくら借りるのか、何年で返すのか、固定金利か変動金利かを考える。保険に入るときには、本当に必要な保障なのかを考える。給与を受け取れば、いくら貯蓄し、いくら投資するのかを決める。税金や社会保障について知っているかどうかによっても、手元に残るお金は変わってくる。

 

こうした一つひとつの選択は、その場では小さな違いに見える。

 

しかし、その小さな違いが10年、20年、30年と積み重なると、人生の資産状況には大きな差が生まれるのである。

 

これが、金融リテラシーの重要性である。

 

金融リテラシーとは、単に「お金に詳しい」という意味ではない。収入と支出を管理し、借金の仕組みを理解し、保険の必要性を判断し、税金や社会保障を知り、資産運用のリスクとリターンを理解する力である。

 

つまり、人生における「お金の意思決定能力」と考えれば分かりやすい。

 

例えば、同じ年収500万円の人が二人いるとする。

 

一人は、勧められるままに高額な保険に加入し、住宅ローンも借りられるだけ借り、余ったお金は普通預金に置いておく。一方は、必要な保障だけを確保し、住宅ローンの総返済額を比較し、税制や社会保障制度を理解しながら、余剰資金を長期的な資産形成に回す。

 

二人の年収は同じである。

 

家庭環境もほぼ同じだとする。

 

それでも、20年後には大きな資産差が生まれている可能性がある。

 

重要なのは、どちらかが特別に大金を稼いだわけではないという点である。

 

「お金をどう使うか」という選択の積み重ねが違っただけなのである。

 

しかも、お金の世界では「知らないこと」がそのままコストになる場合がある。

 

住宅ローンの金利を比較しないこと。不要な保険に加入すること。税制上利用できる制度を知らないこと。投資を怖がってすべてを現金で保有すること。逆に、仕組みを理解しないまま高リスクの商品に手を出すこと。

 

これらはすべて、お金に関する知識の差が結果に影響する場面である。

 

そして、金融リテラシーの面白いところは、「大きく儲ける能力」よりも「大きく損をしない能力」のほうが重要な場合が多いことである。

 

人生には、何度も大きなお金を動かす場面がある。

 

住宅、自動車、教育、保険、投資、老後資金。

 

そのたびに「何となく」で決めるのか、それとも「本当に必要なのか」「他に選択肢はないのか」「長期的にはいくらになるのか」などをしっかりと考えるのか。

 

この差は非常に大きい。

 

さらに、金融リテラシーにはもう一つ重要な側面がある。

 

それは、お金を「消費するもの」だけではなく、「将来の選択肢を増やすもの」と考えられることである。

 

例えば100万円を使えば、今の生活を豊かにすることができる。しかし、その100万円を将来のために残し、適切に運用すれば、将来の自分の自由を増やす資金にもなる。

 

もちろん、お金は使うためにある。何でも貯めればよいわけではない。

 

大切なのは、「今の幸福」と「未来の安心」のバランスを自分で考えられることである。

 

そして、ここで一つ興味深い逆転現象が起こる。

 

一般には、「お金持ちだから金融リテラシーが高い」と考えがちである。

 

しかし、実際には逆の可能性もある。

 

金融リテラシーが高いからこそ、無駄な支出を減らし、合理的な選択を重ね、資産を残しやすくなる。

 

つまり、資産は金融リテラシーの「結果」の一つでもあるのだ。

 

もちろん、家庭環境、収入、相続、運など、資産形成にはさまざまな要因がある。金融知識だけですべてが決まるわけではない。

 

それでも、同じ条件に近い人であればあるほど、長い年月の中で「お金についてどう考え、どう判断したか」という差は無視できなくなる。

 

金融リテラシーとは、金持ちになるための特殊な技術ではない。

 

むしろ、普通の人が、自分の人生で不必要なお金を失わないための基礎教養なのである。

 

そして、その基礎教養を身につけることは、単に資産を増やすことだけを意味しない。

 

住宅をどうするか、働き方をどうするか、老後をどう過ごすか、家族に何を残すか。

 

お金を理解することは、結局のところ、自分の人生の選択肢を理解することである。

 

だからこそ、金融リテラシーが高い人は、人生で「得をする」。

 

それは、いつも大きく儲けているからではない。

 

小さな損を避け、小さな得を積み重ね、その積み重ねを長い時間、味方につけているからである。

 

人生における最大の複利は、もしかすると「お金そのもの」ではない。

 

お金について学び、考え、判断する習慣そのものなのかもしれない。

 

 

 

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