フリーマン柴賢二郎の流儀
~そよ風に吹かれて、ゆっくりと歩いていこう~
世の中に起きている不思議なことや、独り言などをゆる~く書き綴る。
何の専門家でもない私が経済的自由を得て、人生のこと、世の中のこと、
幸せについてなど、一般庶民の目線で考える。
給料は「会社」で決まるのか、「業界」で決まるのか? ― 知っておきたい収入の仕組み
就職や転職を考えるとき、多くの人が気にするものの一つが「給料」である。
もちろん仕事選びには、やりがいや人間関係、福利厚生、休日の多さ、勤務地など、さまざまな要素がある。
しかし、生活の基盤となる給料は、誰にとっても無視できない重要な要素である。
では、その給料は何によって決まるのだろうか。
「同じ仕事なのだから、どこの会社でもそれほど変わらないのではないか」と思う人もいるかもしれない。
しかし実際には、給料にはある程度の法則がある。
その法則とは、「会社」よりも「業界」の影響が大きいということである。
例えば、営業職という仕事を考えてみよう。
営業職と聞くと仕事内容は似ているように思えるが、自動車メーカーの営業、総合商社の営業、製薬会社の営業、飲食チェーンの営業では、年収に大きな差が生じることがある。
つまり、同じ営業という職種でも、働く業界が違えば収入も大きく変わるのである。
これは営業職だけではない。
事務職や技術職、経理職など、多くの職種にも共通している。
では、なぜ業界によってこれほど差が生まれるのだろうか。
理由は単純である。
会社は利益の中から給料を支払っているからだ。
利益率の高い業界では、社員に多くの給料を支払う余裕がある。
一方、競争が激しく利益率の低い業界では、高い給料を維持することは難しい。
例えば、世界中を相手に商品やサービスを販売する企業は、大きな利益を生み出しやすい傾向がある。
一方、地域のお客様を相手に薄利多売で商売をする業界では、社会にとって欠かせない仕事であっても、高い利益を確保することは容易ではない。
その結果、給料にも差が生まれていくのである。
もちろん、同じ業界でも会社による違いはある。
利益率の高い企業や成長企業、大企業は比較的給料が高くなる傾向がある。
一方で、中小企業や経営状況が厳しい企業では、同じ業界でも収入に差が出る。
しかし、その差は「業界そのものの違い」ほど大きくない場合が少なくない。
つまり、就職先を考える際には、「どの会社へ入るか」だけでなく、「どの業界へ入るか」という視点も非常に重要なのである。
これは学校ではあまり教えてくれない現実かもしれない。
学生は企業研究を行うが、その前に業界研究を十分に行っている人は意外と少ない。
どの産業が利益を生みやすいのか、将来性はあるのか、世界市場で競争しているのか。
それらを知ることは、自分の将来の収入を考えるうえで大きなヒントとなる。
ただし、ここで一つ忘れてはならないことがある。
それは、「給料が高いことが人生の正解ではない」ということである。
高収入でも長時間労働で心身を壊してしまえば、本末転倒である。
逆に、給料は平均的でも、自分の好きな仕事に就き、家族との時間を大切にしながら充実した毎日を送っている人もいる。
人生には、給料では測れない価値が数多く存在する。
だからこそ大切なのは、「給料はなぜ違うのか」という社会の仕組みを知ったうえで、自分は何を優先して生きていくのかを考えることである。
収入を重視する人生もあれば、やりがいや自由な時間を重視する人生もある。
そのどちらが正しいということではない。
正しいのは、自分自身が納得して選んだ人生である。
給料には理由がある。
その理由を知ることは、お金の話を学ぶことではない。
それは、社会の仕組みを理解し、自分らしい人生を選択するための「知識」を身につけることなのである。
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