私は副業として2019年10月から太陽光発電所の運営をしております。
太陽光発電所を購入する際、多くの方が金融機関からの融資を利用する事になると思います。
金融機関によって、
- 金利
- 借入期間
- 保証・担保
- 融資手数料
- 手続きの簡便さ
- 審査の厳しさ
など、本当に様々です。
現在(2022年10月)、私は8基目の太陽光発電所を進行させている段階ですが、お付き合いしている金融機関としましては、
- 地元の信用金庫
- 地元の地方銀行
- 日本政策金融公庫
- JA
- 信販会社2社(アプラス、ジャックス)
となりますが、先にも述べましたが金融機関によって条件や手続きは本当に全く違います。
今回はその中でも意外に知られていない、しかし非常におすすめの融資(JAリフォームローン)を紹介させていただきます。
もくじ
- JAリフォームローンの概要
- 出会い
- 私自身の借り入れ状況
- まとめ
1,JAリフォームローンの概要
まずはこの融資の概要を紹介いたします。
・金利
1.60%(2020年8月時点)
・借入限度額
1,500万円
・借入期間
1年以上15年以内
・担保
無担保
・保証料
金利に含まれているため別途支払いはなし
・使用使途
住宅のリフォームが主だが野立ての太陽光発電も可
・返済方法
元利均等返済(50%以内でボーナス併用可)
・融資手数料
なし
・団体信用生命保険
加入が原則だが別途支払いなし
・融資限度額
費用の100%まで可
・必要書類
所得証明書(源泉徴収票など)、本人確認資料、資金使途証明書類(太陽光発電所の見積書や契約書などで可)
以上のように非常に魅力的な内容です。
2,出会い
この融資との出会いについて紹介させていただきます。
5基目の太陽光発電所購入のための借入先を必死で探している状況の中で、
たまたま自宅の近所にあるJAに、
「産業用の太陽光発電所を購入するための融資を行っていますか?」
とダメもとで電話してみたのが最初のきっかけです。
担当の方に電話をつないでいただき、
「詳しくお話を伺いたいので、ご都合の良い時にでも窓口へお越しください。」
とのことだったので、本当にダメもとで訪問のアポイントを貰いました。
それまでに幾多の金融機関にアタックしましたが、
電話のみで断られたり、対面で話をした上で審査でダメだったりと、その数は10社ほどとなり、
いい加減気持ちが折れかかっていました。
今回のJAでも可能性は低いだろうと思いながらも一通りの書類を準備し、約束の日時に訪問しました。
もちろん、スーツを着て気合を入れていきました。
ところが驚いたことに担当営業の方のみならず支店長まで同席していただき、
丁寧にいくつかの融資パターンをご提案をしていただきました。
結果として、とんとん拍子に話がすすみスムーズに融資を受けられることが決定しました。
JAを訪問するのは初めてでしたが、
こんなにも敷居が低く丁寧な対応をしてくれるとは想像もしていませんでした。
3,私自身の借り入れ状況
私自身のJAリフォームローンの借り入れ状況につきまして紹介いたします。
窓口で融資について紹介していただいた通り、まずはインターネットによる仮審査を進めました。
これは「JAリフォームローン」と入力し検索していくと「仮審査申し込み」という画面に進み、
自分自身の情報を入力していくことで簡単に申し込みができるものです。
数日後に訪問した支店から連絡があり、ほぼ同時にメールでも通知が届き、仮審査の結果が伝えられます。
私は満額の1500万円を15年で申し込みましたが、他の金融機関からの借り入れも加味されたのか、
減額されて1000万円までが融資の限度となりました。
太陽光発電所の見積額が1,430万円でしたので、430万円も自己資金がなかったので、
父に頭を下げて一部を貸してもらいました。
父からの借金は、翌年の確定申告により消費税が還付された金額の中からすぐに全額を返金しました。
実はこのJAリフォームローンは、三菱UFJニコスが保証会社となっており、
仮審査も三菱UFJニコスの審査となります。
そのため、仮審査でOKであればほぼ間違いなく融資してもらえます。
後日あらためて窓口へ伺い、本契約(用紙にサインするだけ)を済ませ、
融資実行時期など今後のスケジュールについて打合せを行いました。
といっても着工や完成の証明が必要な訳ではなく、こちらが希望した時期に私の口座に1,000万円が入金されます。
完成・連系よりもだいぶ早く実行してもらったため、
売電収入がないまま何カ月もローンを返済していくはめになってしまいました(泣)。
さらに、団体信用生命保険に無料で加入でき、融資手数料なども特にありませんでした(印紙代のみ)。
このようにJAリフォームローンは手続きが非常に簡便な点でおすすめできます。
ちなみにこの太陽光発電所は借地に建築していますが、土地を自己資金で購入しなくてはならない信販会社(アプラス、ジャックスなど)と違い、本当にフレキシブルに対応してもらえました。
4,まとめ
太陽光発電所を購入するにあたり、信販会社と提携しているような大きな業者であれば、
ほぼ間違いなく信販会社からの融資を進めてくるでしょう。
しかしそれには、土地は自己所有が条件となり、土地代は自己資金で支払わなくてはなりません。
もし、希望する物件を購入する予定の業者が、信販会社と提携していないようでしたら、
あるいは土地が借地の場合などは、
信用金庫や銀行をあたる前に、ぜひこの「JAリフォームローン」を検討してみてはいかがでしょうか?
信販会社並みに手続きが簡便で、かつ借地でもOKといった融資は、他になかなか無いのではと思います。
本記事が借入先を検討中の方々のお役に立ちますなら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。