「リーダーとはどうあるべきか」についての私感

こんにちは。

本ブログ「管理職の悩み」の管理人の「悩める管理職」です。

 

大小の別なく組織を持つ立場の人であれば、

「リーダー」という言葉に対して、

多少なりとも意識したことがあるのではないかと思います。

 

私としても、1中小企業の管理職ではございますが、

一応組織の責任者でありますので、

どうしても意識しないわけにはいきません。

 

では一体私はリーダーとしてどうあるべきなのか、

答えを探る一環で最近、「イエスの生涯」という本を買って読んでみました。

 

そこで得た私感について先に結論を述べますと、

「リーダーとはかくあるべき」というように一概に言えるようなものはなく、

そのリーダーと組織に所属する人達とのベストマッチの形を作れる人が、

優れたリーダーなのではないか、ということであります。

 

リーダーも十人十色ですし、組織にいる人達もまた同様だからです。

 

そのあたりにつきまして、

今回は、リーダーたる人物像とはいかなるものかを求めて

イエスの本を読み、そこから得た私感について書かせていただきます。

 

もくじ

1 リーダーとしてどうあるべきか悩む日々

2 「イエスの生涯」を解説する

3 一つのリーダーの形として参考になった点

4 まとめ・・・リーダーとはこうあるべきという形はない

 

1 リーダーとしてどうあるべきか悩む日々

私は管理職として1つの部門を受け持ってから約10年が経ちますが、

その日から「リーダー」として私はどうあるべきなのか

悩み続けているのですが、

未だに明確な答えが出せていません。

もともと私のキャラクター自体があまり濃い方ではないため、

余計にリーダーとしての色が出せていないのも原因の1つかもしれません。

 

また、組織に所属している人達の「ここで働いていて幸せ」

というようなことを優先して考えるあまり、

神経質になりすぎているのかもしれません。

 

あるいは資格をいくつも取得したり専門的に勉強したりする事などで、

スキルを身に着けていくことはできますが、

はたしてそれらが「リーダーとしてどうあるべきか」という答えに結び付くか、

といえばそこは少々疑問ではあります。

 

そこでふと、「組織マネジメント」などとあまり難しく考えずに、

歴史上の偉大な人物について調べ何か参考になればいいな、

といった感じでイエスについて読んでみました。

 

2 「イエスの生涯」を解説する

どういういきさつでこの本を買ったのか、といいますと、

歴史上の偉大なリーダーの中で、

恐怖や権力で人々を支配するのではなく、

多くの人がリーダーの思想に賛同し個々が主体的にその人物のもとに集まる、

という形で組織を作り上げた人物の事が知りたくなり、

そこでイエスの名が浮かんだからです。

 

ではイエスはどういう思想を持って人々にそれを説き、

その思想が広められていったのか、

簡単に解説させていただきます。

 

イエスは、愛をもって弱い立場の人たちを救いたい、

という強い「意志」をもって生涯を貫きました。

「愛と平和」がキリスト教の教理を貫く根本的な思想となっています。

すべての人類の罪を贖って(あがなって)救うために

人となって地上に現れたとされており、

少年期から自分は神として人々のために存在していると自覚していたようです。

 

イエスは30歳になり12人の弟子を選び寝食をともにしながら

その教えを説いていきました。

そしてイエスの名が広く知れ渡ってくると、

それを良く思わない人達も現れはじめます。

ついに十字架に磔(はりつけ)にされ処刑されてしまいますが、

もともとそのことすらも予知しており、

人々の全ての罪を背負うために自ら生贄(いけにえ)となったことを

後になって皆が知るのです。

そしてイエスの意思に共感する人が増えていき現在に至るわけですが、

世界の人口の約30%が信仰しています。

 

 

 

3 一つのリーダーの形として参考になった点

組織のリーダーとして参考にしたい点を挙げてみます。

  • 自分自身に信念が強くあること

リーダーとしての自分にとって、

どのような信念に基づいて組織を形成していくのか、

という確固たるものがなければならない

 

  • 自分の信念が正しいと確信し情熱的に発信すること

自分の信念が正しいと確信したならば、

それが明確に伝わるように発信しなければならない

 

  • 信念が共感されれば永遠に引き継がれるということ

発信した信念が伝わり共感されれば、そのリーダーがいなくなっても

信念は引き継がれていく

 

  • 自分の欲得ではなく人々への愛がベースになっていること

人は自分の欲得を先に考えがちだが、

組織で働く人達の望みや不満に寄り添っているかを

常に優先しなければならない

 

  • 全員がリーダーの意思に共感することはなく、反対する人もいるということ

どんなに自分が正しいと信じた信念で、人々のことを優先していたとしても、

全員が共感してくれることはなく、

一部には違った考えを持つ人もいるということを

知っておかなくてはならない

 

4 まとめ・・・リーダーとはこうあるべきという形はない

1つのリーダーの形として「イエスの生涯」は非常に参考になりました。

しかしながら私を含め誰しも、

逆立ちしたってイエスのようにはなれません。

 

リーダーのキャラクターも人それぞれだし、

組織に所属する人達もまた、それぞれのキャラクターがあります。

 

悩んだ結果、今の私が出した結論は、

「リーダーとはこういう人物でなくてならない」という固定されたものはなく、

そのリーダーと組織に所属する人達とのベストマッチの形を作れる人が、

優れたリーダーなのではないか、ということです。

 

会社が求めているのは利益の継続的な捻出であり、

そのためにはパフォーマンスを発揮できる組織でなくてはなりません。

であるならば組織の人達が働きがいを感じ前向きに働くことができるために、

それに寄り添うことができるリーダーでなくてはならないと思ったからです。

 

ただしこれはあくまでも今の私の考え方であり、

これが絶対正しいとは思っていません。

この先また何かに影響を受けて変わるかもしれません。

リーダーとしての任期が終わるまで、

この問いに対して悩み続ける日々は続きます。

 

今回はこのあたりでご無礼させていただきます。

リーダーとして悩める皆様のお役に立ちましたなら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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