人は、なぜ政治家を目指すのか。──権力の先にある「社会を変えたい」という願い

フリーマン柴賢二郎の流儀

~そよ風に吹かれて、ゆっくりと歩いていこう~

世の中に起きている不思議なことや、独り言などをゆる~く書き綴る。

何の専門家でもない私が経済的自由を得て、人生のこと、世の中のこと、

幸せについてなど、一般庶民の目線で考える。

 

人は、なぜ政治家を目指すのか。──権力の先にある「社会を変えたい」という願い

 

序文

人は、それぞれ違う人生を歩んでいます。

ある人は政治の世界へ、ある人は医療の世界へ、ある人はものづくりの世界へ進みます。

その違いは、能力だけではありません。

その人が人生に何を求め、何に価値を見いだしたのか。

その内面を見つめると、人間という存在が少しずつ見えてきます。

このシリーズでは、職業を紹介するのではなく、その職業を選んだ「心」を探究していきます。

 

人は、なぜ政治家を目指すのか。

 

政治家になりたいという人に対して、多くの人は複雑な感情を抱くかもしれない。

 

「権力が欲しいのではないか。」

「名誉や地位を求めているのではないか。」

「本当に国民のことを考えている人は少ないのではないか。」

 

ニュースを見ていると、そのように感じる場面も確かにある。

 

しかし、人が政治という世界を目指す理由は、それほど単純ではない。

 

政治家という職業は、お金を稼ぐためだけなら他に効率の良い道はいくらでもある。休日も少なく、批判を受けることも多い。選挙で落選すれば職を失うという厳しい世界でもある。

 

それでも、その道を選ぶ人がいる。

 

そこには、人それぞれ異なる価値観が存在している。

 

ある人は、「社会を変えたい」という思いから政治を志す。

 

子どもの頃に地域の問題を見て育った人もいれば、災害や貧困、不平等を経験し、「制度そのものを変えなければ根本的な解決にはならない」と感じた人もいる。

 

ボランティアや企業活動では届かない部分に、法律や政策という形で関わりたい。

 

そのような使命感が政治家への道につながることもある。

 

一方で、人をまとめることに喜びを感じる人もいる。

 

組織のリーダーとして方向性を示し、多くの人を動かし、大きな成果を生み出すことに生きがいを見いだす人である。

 

政治とは、多くの利害がぶつかる世界である。

 

その中で意見を調整し、決断を下し、責任を引き受けることに、自分の存在意義を感じる人も少なくない。

 

また、「影響力」に魅力を感じる人もいる。

 

一つの政策が何万人、何百万人もの生活を変えることがある。

 

会社であれば社員を支える立場だが、政治家は地域や国全体に影響を与えることができる。

 

自分の考えが社会全体を動かす可能性に、大きなやりがいを感じる人もいるのである。

 

もちろん、人間である以上、承認欲求や名誉欲が全く存在しないとは言えない。

 

多くの人から支持され、名前を知られ、歴史に残る仕事をしたい。

 

そのような思いを持つ人もいるだろう。

 

しかし、それは政治家だけではない。

 

企業経営者、芸術家、研究者、スポーツ選手など、多くの分野にも共通する人間らしい感情である。

 

大切なのは、その欲求を社会のために使うのか、それとも自分のためだけに使うのかという違いなのかもしれない。

 

また、政治家には独特の人生観もある。

 

目の前の一人を助ける仕事ではなく、制度を変えることで何万人もの未来を変えようと考える。

 

医師が患者を救い、教師が生徒を育てるように、政治家は社会という仕組みそのものを整えようとする。

 

その発想に価値を感じる人は、自然と政治の世界へ引かれていくのであろう。

 

しかし、政治家という道が、すべての人にとって理想の人生とは限らない。

 

誰かを支えることに喜びを感じる人もいれば、技術を極めることに幸せを感じる人もいる。

 

静かな研究室で真理を探究する人生もあれば、小さな町工場で一つの製品を丁寧につくり続ける人生もある。

 

その一つひとつが社会を支えている。

 

政治は社会の方向を決める仕事である。

しかし、その社会を実際に動かしているのは、日々それぞれの場所で働き、学び、暮らしている無数の人々である。

 

政治家が社会をつくるのではない。

社会を生きる人々がいて、その社会をより良くするために政治という役割が存在しているのである。

 

だからこそ、政治家を目指す人生も尊い。

 

そして、その道を選ばない人生も、同じように尊い。

 

人には、それぞれ異なる使命があり、それぞれ異なる幸せの形がある。

 

この違いを知ることは、他人を理解するだけではない。

 

「私は何を求めて生きたいのだろう。」

 

そんな問いを、自分自身に静かに投げかけることにつながっていくのである。

 

 

 

※フリーマン柴賢二郎の著書をアマゾンで販売中です。

サラリーマンは太陽光発電所を買ってお金の勉強をしなさい!: サラリーマンのあなたに贈る! 人生100年時代を賢く生き抜くためのガイドマップ | フリーマン柴賢二郎 | 金融・投資 | Kindleストア | Amazon

ドライブ・(ウィズ)・マイ・マザー | フリーマン柴賢二郎 | 小説・サブカルチャー | Kindleストア | Amazon

閉ざされた扉が開かれる時: 孤高の改革者が挑む魂を懸けた組織改革  反発と葛藤の末に掴む希望の光 | フリーマン柴賢二郎 | 小説・サブカルチャー | Kindleストア | Amazon

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA