インカムゲインとキャピタルゲインの違いと活用法

フリーマン柴賢二郎の流儀

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何の専門家でもない私が経済的・時間的・人間関係の自由を得て、

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一般庶民の目線で考える

 

インカムゲインとキャピタルゲインの違いと活用法

 

投資に関する話題でよく耳にする言葉に「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」がある。

どちらも投資で利益を得る手段であるが、その性質は大きく異なる。

これらを理解しておくことは、投資の目的を明確にしたり、自分に合った金融商品を選ぶために欠かせない。

本稿では、この二つの概念をわかりやすく整理し、それぞれの具体例やメリット・注意点について述べたい。

 

■ インカムゲインとは

 

インカムゲインとは、資産を保有しているだけで、継続的または定期的に得られる利益のことである。

言い換えれば「持っているだけで入ってくる収入」である。

 

代表的な事例としては、以下のようなものが挙げられる。

 

株式の配当金

企業が利益の一部を株主へ還元する仕組みだ。保有株数に応じて定期的に支払われる。

 

不動産投資の家賃収入

物件を保有し、それを貸し出すことで毎月受け取る家賃がインカムゲインである。

 

債券の利息

国や企業にお金を貸すことで、その対価として利息を定期的に受け取れる。

 

太陽光発電の売電収入

電力を発電して売却することで、安定収入を得られる。これは事業型のインカムゲインである。

 

このように、インカムゲインは比較的「安定性」が高く、生活費を賄いたい、将来の安定収入を確保したいという人と相性が良い。

ただし、収益の大きさは商品ごとに差があり、配当が減る、空室が出るなどのリスクもあるため、過度な期待は禁物である。

 

■ キャピタルゲインとは

 

キャピタルゲインとは、資産を売却し、買ったときより高い価格で売れたことによって得られる利益のことである。

つまり「値上がり益」であり、保有しているだけでは発生しない。

 

具体例としては以下のようなものがある。

 

株式の値上がり益

1000円で買った株が1500円で売れれば、500円がキャピタルゲインだ。

 

不動産の売却益

1500万円で買った住宅を2000万円で売れば、差額の500万円が利益となる。

 

投資信託の基準価額上昇による売却益

世界株インデックスやS&P500など、長期で成長を期待して購入する商品は主にキャピタルゲイン狙いである。

 

キャピタルゲインは、当たれば大きく利益を伸ばせるが、その分リスクも高い。

価格が下がれば損失(キャピタルロス)になり、特に短期売買では損益の変動が大きくなる。

 

■ どちらが良いのか?

 

結論としては、目的と投資スタイルによって使い分けるべきである。

 

安定収入を求めるならインカムゲイン

退職後の生活費や定期的なキャッシュフローが必要な人に向く。太陽光発電、不動産、債券、配当株などが代表的だ。

 

長期的に資産を増やしたいならキャピタルゲイン

世界株インデックス、S&P500、成長株などが中心となり、積立投資とも相性が良い。

 

どちらか片方だけに偏るより、両方を適度に組み合わせることでポートフォリオの安定性と成長性のバランスが取れる。特に長期投資の場合、インデックス投資のキャピタルゲインを軸にしつつ、安定したインカムゲイン源を持つと、精神的にも運用が続けやすくなる。

 

■ まとめ

 

インカムゲインは「継続的な収入」、キャピタルゲインは「値上がり益」である。

どちらも投資の重要な収益源であり、目的に応じて使い分けることで資産づくりがより効率的になる。

これらの性質を理解しておくことで、投資の選択肢が広がり、自分に合った資産形成プランを立てやすくなるはずだ。

 

 

 

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