フリーマン柴賢二郎の流儀
~そよ風に吹かれて、ゆっくりと歩いていこう~
世の中に起きている不思議なことや、独り言などをゆる~く書き綴る。
何の専門家でもない私が経済的自由を得て、人生のこと、世の中のこと、
幸せについてなど、一般庶民の目線で考える。
人口予測で分かる未来と分からない未来!変化の時代を生き抜く個人の戦略とは
「未来のことは誰にも分からない」とよく言われる。
しかし、世の中にある様々な未来予測の中で、ずば抜けて的中率が高いとされる分野が存在する。
それが人口統計に基づく未来予測だ。
なぜ人口予測の確度が高いのか理由は単純である。
ベースとなる「今生きている人の数」と「人が生まれる数や亡くなる率」がすでに決まっているからだ。
明日突然、十代の若者が何万人も空から降ってくるようなことはあり得ない。
そのため、十年後や二十年後の年齢バランスや社会の骨組みは、ほぼ計算通りに推移することになる。
この確実な予測を活用して、世の中では様々な準備が進められている。
例えば、若者が減れば学習塾などの市場が縮小し、高齢者が増えれば医療や介護の需要が高まるという市場の推移だ。
働く世代が減る時期をあらかじめ予測して自動化への投資を進めたり、現役世代と高齢者の比率から年金制度の見直しを行ったりと、社会の仕組みを先回りして整えるためのロードマップとして人口統計は使われている。
人口予測が教えてくれないこと
しかし、どれほど優秀な人口予測であっても万能ではない。
人口動態という確固たるデータをもってしても、絶対に予測できないことや、予測しても意味をなさない領域が存在する。
一つは、大規模な災害や感染症の蔓延、世界情勢の変化による突発的な出来事だ。
これらが起きると死亡率や人の移動が大きく変わり、それまでの予測が一瞬で崩れてしまう。
もう一つは、技術革新のスピードである。
たとえば人口が二割減るからといって、国の経済力や生産性がそのまま二割落ちるとは限らない。
人工知能やロボット技術などの劇的な進歩によって、人手不足の穴が完全に埋め合わされる可能性があるからだ。
テクノロジーがいつ、どのような形で爆発的な進化を遂げるかを人口統計から読み解くことはできない。
さらに、人々の価値観や流行、数十年先の出生率の変化なども、人口予測だけで追いかけるには不確定要素が大きすぎる。
人口予測は社会の舞台装置がどう変わるかを教えてくれるが、その舞台の上で人間や技術がどう動くかまでは教えてくれないのだ。
確実な未来に備え、不確実な波に乗る
「確実にやってくる人口構造の変化」と「誰にも読めない技術や価値観の変化」。
この二つの波が同時に押し寄せる現代において、私たちが生涯にわたって強く生き抜くためにはどうすればよいのだろうか。
答えはシンプルだ。
確定している未来にはあらかじめ備え、読めない未来には柔軟に順応していくという二段構えのスタンスが重要になる。
まず直視すべきは、人生百年時代における働き方の変化だ。
定年まで一つの会社で勤め上げ、あとは逃げ切るという従来のモデルは社会構造的に難しくなる。
年齢という枠組みにとらわれず、五十代、六十代になってもスキルを更新し、月数万円でも自力で稼ぎ続けられる力を育てておくことが最大の自衛になる。
次に、進歩する技術を恐れず味方につける姿勢だ。
自分の作業を自動化ツールや人工知能で効率化しつつ、人間にしかできない対話や共感、泥臭い信頼関係の構築といった領域に自分の強みをシフトしていくことが求められる。
また、社会保障の負担増や医療費のリスクに備え、長期的な視点で資産を守り育てることや、若い頃からの健康づくりに投資することも欠かせない。
健康を維持することは、将来の医療費コストを抑え、長く稼ぎ続けるための強力な土台となる。
そして何より大切なのは、会社や家族といった特定の組織だけに依存せず、ゆるやかな人のつながりを複数持っておくことだ。
予期せぬ変化やトラブルに見舞われたとき、最終的に助けとなるのは孤立しない環境である。
人口動態という避けられない現実を素直に受け入れながら、技術や社会の予測不能な変化を柔軟に楽しむ。
このしなやかさこそが、これからの時代を力強く歩んでいくための本当の戦略と言えるだろう。
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