遠い未来を読むための「確度の高いデータ」とは何か?──20~30年後の日本と世界を考える

フリーマン柴賢二郎の流儀

~そよ風に吹かれて、ゆっくりと歩いていこう~

世の中に起きている不思議なことや、

ふと浮かんだ疑問などをゆる~く書き綴る

何の専門家でもない私が経済的・時間的・人間関係の自由を得て、

人生のこと、世の中のこと、幸せについてなど、

一般庶民の目線で考える

 

遠い未来を読むための「確度の高いデータ」とは何か?──20~30年後の日本と世界を考える

 

今回は、「遠い未来を予測するにあたり確度の高いデータにはどんなものがあるか」というテーマで考えてみたい。

 

未来は不確実である。

しかし、すべてが不確実というわけではない。

20~30年という時間軸であれば、

「すでに生まれている人」

「すでに存在している制度」

「積み上がっている構造」

は大きくは変わらない。

そこに、比較的確度の高いデータがある。

 

1.人口推計は最も強力な未来データ

 

代表例は人口推計である。

日本では、国立社会保障・人口問題研究所が将来人口を推計している。

すでに生まれている世代が何歳になるかはほぼ確定しているため、20~30年後の労働人口や高齢者人口の規模は、かなり高い精度で予測できる。

 

世界的にも、国際連合が各国の人口予測を公表している。

アフリカの人口増加、欧州や日本の高齢化、中国の人口減少傾向などは、大きな流れとしてはほぼ確実視されている。

 

人口構造は、経済、社会保障、住宅市場、教育、軍事力、政治の方向性まで左右する「土台」である。

したがって、人口は未来予測の王道データと言える。

 

2.国家債務・財政構造

 

次に確度が高いのは、すでに積み上がっている政府債務である。

日本の債務残高はGDP比で非常に高い水準にある。

これが20~30年で劇的に解消される可能性は低い。

財政構造はゆっくりとしか変わらないため、増税、社会保障改革、インフレ政策などの選択肢もある程度絞られる。

 

債務は未来の政策余地を縛る「重力」のようなものである。

 

3.技術トレンドは「方向」は読める

 

技術革新の「具体的な形」は読めないが、「方向性」は読める。

AI、半導体、量子技術、再生医療、宇宙開発などは、既に莫大な資金と人材が投入されている分野である。

 

例えば、民間宇宙企業を牽引するSpaceXの存在は、宇宙輸送コストを劇的に下げた。

20~30年後には、宇宙産業は通信・地球観測・資源探査などでさらに拡大している可能性が高い。

 

AI分野では、労働の自動化が進み、ホワイトカラー業務も大きく変わっているだろう。

技術は指数関数的に進むが、社会制度は線形的にしか変わらない。

このギャップが未来の大きなテーマになりそうだ。

 

4.教育の変化

 

人口減少社会では、教育は「量」から「質」へ移る。

オンライン教育、個別最適化学習、AIチューターの普及はほぼ確実である。

大学の数は減少し、再教育(リスキリング)が標準化する社会になるだろう。

 

学歴よりも「スキルの更新頻度」が重要になる時代である。

 

5.GDP世界ランキングの行方

 

経済規模については、人口動態が大きく影響する。

現在世界最大の経済大国はアメリカ合衆国であるが、中国やインドの動向が鍵を握る。

特にインドは人口増加と若年層の厚さから、上位に食い込む可能性が高い。

 

日本は人口減少の影響で順位を下げる可能性が高いが、一人当たりGDPや技術力では一定の存在感を維持するだろう。

 

6.社会制度の変化

 

高齢化が進む日本では、年金制度や医療制度の持続可能性が最大のテーマとなる。

労働参加年齢の引き上げ、外国人労働者の受け入れ拡大、ベーシックインカム的制度の議論などが進む可能性がある。

 

一方、世界では分断と協調が交錯する。

ブロック経済化の傾向は続きつつも、気候変動やパンデミック対策では国際協調が不可欠となる。

 

結論:未来は「構造」から読む

 

未来予測において確度が高いのは、

・人口構造

・既存債務

・制度設計

・長期技術投資

である。

 

逆に、政治的事件や突発的危機は予測困難である。

 

20~30年後の世界は、

高齢化が進み、AIが浸透し、宇宙産業が拡大し、教育は再学習型へ移行し、経済重心はアジアへシフトしている可能性が高い。

 

しかし最も確実なのは、「ゆっくり進む構造は裏切らない」ということである。

未来を読むとは、派手な予言ではなく、静かなデータを見つめることである。

 

本日も、未来を想像しながら、足元の現実を大切にしていきたいと思うフリーマン柴賢二郎であった。

 

 

 

※フリーマン柴賢二郎の著書をアマゾンで販売中です。

サラリーマンは太陽光発電所を買ってお金の勉強をしなさい!: サラリーマンのあなたに贈る! 人生100年時代を賢く生き抜くためのガイドマップ | フリーマン柴賢二郎 | 金融・投資 | Kindleストア | Amazon

ドライブ・(ウィズ)・マイ・マザー | フリーマン柴賢二郎 | 小説・サブカルチャー | Kindleストア | Amazon

閉ざされた扉が開かれる時: 孤高の改革者が挑む魂を懸けた組織改革  反発と葛藤の末に掴む希望の光 | フリーマン柴賢二郎 | 小説・サブカルチャー | Kindleストア | Amazon

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA