フリーマン柴賢二郎の流儀
~そよ風に吹かれて、ゆっくりと歩いていこう~
世の中に起きている不思議なことや、独り言などをゆる~く書き綴る
何の専門家でもない私が経済的自由を得て、人生のこと、世の中のこと、
幸せについてなど、一般庶民の目線で考える
挑戦を恐れない
皆さんは車に付いているカーステレオ、自分で交換できますか?
先日私は車中泊がやりたいと急に思い立ち、それまで5年ほど私のために大活躍してくれた愛車マーチに別れを告げて、ついに軽ワンボックス車を購入した。
買うと決めてから、わずか1週間かからずに納車された。
もともと軽ワンボックスなら車種は何でもよかったし、古くて傷があろうが、まともに走りさえすれば安さを最優先していたので、紹介してくれた人を信頼して車もよく見ずに決めた経緯があった。
カーステレオが故障していて何も聴けないことと、ETCが付いていないことは事前に悦明を受けていたが、もともとラジオを流す程度だったためすんなりと了承できた。
しかしながら普段の足として毎日乗る車だし、車中泊をしに遠出する際には、やはりちょっと物足りないと感じてきた。
私は腕時計をしない(持っていない)ので、時刻の表示がないのも少し不便だ。
このような経緯で軽ワンボックスのカーステレオを交換するプロジェクトがスタートしたのであった。
太陽光発電事業でお世話になっている業者さんが車のことにも詳しいので、さらに軽ワンボックスを紹介してくれた張本人でもあったため、早速相談してみた。
この業者さんは、専門は太陽光発電や蓄電池などを扱っているのだが、人脈がかなり幅広く、知識も多岐にわたるというとても不思議な人だ。今後も末永くお付き合いしていきたいと思っている。
話によると、同じメーカーの同じ商品であれば配線を古いカーステレオから抜いて新しいものにつけ直すだけで済むという。
配線がついているものであれば中古パーツ屋さんかネット購入でも十分だと言う。
もともと豪華なオーディオなどには欲がないし、最低限ラジオが聴けて時刻が表示されていればよく、それならば数千円も出せば見つかるらしい。
早速市内の中古パーツ屋へ出かけた。
幸いにも1軒目で、同メーカーのもので年式が少し新しい同商品で、しかもちゃんと配線が本体の後ろについているものを見つけた。
なんと税込み2200円で購入できた。
さてここからが真剣勝負だ。
バイクであれば自分でタイヤのハメ変えといったハイレベルな作業も自分でやっていたのだが、車となると全く興味がなく、ボンネットを開けることすらほぼなかったくらいのド素人の私に、カーステレオの付け替え作業が無事にできるのだろうか?
工具類は長年かけて揃えてきたものが一通りあるが、配線をいじる道具はない。
そんな中、もろもろ不安の中で作業を開始した。
聞いていた通り、まず慎重に内装パネル外しから取り掛かった。
ツメによるはめ込み式だという予測はついていたので、マイナスドライバーを使いながらパネルを傷つけず割らないように慎重に進めていき、なんとか無事外れた。
これだけでも大きな達成感があった。
パネルの内側や奥の方は長年のホコリが蓄積していたため、雑巾を絞り、この機会に拭き掃除をしておいた。
続いての作業は、ステレオ本体とその下の物入れを固定させているネジを外し、車体から分離させ、手前に引き出した。
ここまでは順調にいっているが、決して浮かれてはいけない。
落ち着いて、接続されている配線に無理な負荷をかけないように、ステレオ本体と物入れを固定させている両サイドの金具のネジをはずした。
さあここからが本番だ。
配線が10本以上あるが、それを1本ずつ切り離していかなくてはならない。
丁寧に教えてくれたように、それぞれのコネクター?を引き抜いていけばよい。
車体側から伸びている配線と、ステレオ本体から伸びている配線は、すべて同じ色柄で接続されている。
すべてのコネクターを無事抜き終わった時には、頭部から滝のような汗が流れ落ちてきていた。
しかしまだここで一息つくわけにはいかない。
この集中力のまま、新しく買ったステレオ本体にコネクターを差し込んでいくのだ。
決して色柄を間違えないように、しっかりとすべてのコネクターを接続させることができた。
最後に、おそらくこれがラジオのアンテナ線だと思われるが、ひときわ太い線をステレオ本体の背面の穴に差し込んで、車体とステレオの接続が終了した。
あとは外したのと逆の手順で車体側に固定させていけばよいのだが、ここで早まってはいけない。
イグニッションキーをONにして本当に問題なく作動するか確認するように言われており、緊張の絶頂の瞬間だったが、祈るようにキーを回すと、なんと無事に作動するではないか!
操作方法がよくわからなかったが、ラジオが聴けて時刻が表示されCDが聴けることは確認できた。
ここ最近で1番の達成感だった。
順調に車体への固定と内装パネルのはめ込みが終わり、丁寧に教えてくれた業者さんに完了の報告をした。
その後数日が経過しているが、問題なく作動している。
車に詳しい人なら簡単にやってしまうことかもしれないが、全く未経験で無知な私には大きなハードルだった。
取り付けを車屋に依頼することもできたが、自分でトライして、達成した時の満足感を感じたかったのだ。
資産収入で暮らしていると、ストレスがないのは良いが、なかなか意識していないと何かに挑戦する機会がないのだ。
こんなことくらいで何を大げさな、と思われよう。
しかし恥ずかしがらずに私の好きな言葉を、締めくくりに書いておきたい。
「人は歩みを止めた時に、そして挑戦をあきらめた時に、年老いてゆく」