日本における「休日」とは何か

フリーマン柴賢二郎の流儀

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日本における「休日」とは何か

 

日本で日常的に使われる「休日」という言葉は、実は少し広い意味を持つ。

一般には「休む日」というイメージだが、法律上は主に「国民の祝日に関する法律(祝日法)」が定める祝日と、民間企業や学校などがそれぞれの規則で定める休日に分かれる(ちなみに「祭日」とは慣習的に使われているが現在では法律上の言葉ではない)。

簡単にいえば、祝日は国が決める休み休日は会社や学校などが決める休み、という構図である。

 

ただし、祝日は自動的に全国民が休めるわけではない。

サービス業や医療、交通などの現場では祝日でも働く人は多く、休日の実態は職種によって異なる。

つまり、「国が定めた休み」と「個人が実際に休める日」には必ずしも一致しない側面がある。

 

日本の休日の歴史

 

日本の休日制度は、明治時代の近代化とともに形作られた。

当時は欧米の制度を参考にしながら、官公庁の休務日や祝祭日が整備されていった。

 

戦前は、天皇や皇室に関係する祭日が多く、現代の祝日とは性格が大きく異なっていた。戦後になると、GHQの指導や民主化の流れの中で、従来の皇室中心の祭日は大幅に見直される。

1948年に現在も続く「国民の祝日に関する法律」が施行され、日本の祝日体系は大きく転換した。

 

この法律は「国民が互いに感謝し、自由と平和を願う日として祝日を設ける」という考えに基づいており、祝日の目的が国家・皇室中心から国民の生活に寄り添うものへと変化した点が重要である。

 

誰がどうやって祝日を決めるのか

 

祝日を決めるのは、最終的には国会である。

具体的には、祝日法の改正によって「新しい祝日を追加する」「日にちを移動させる」などが行われる。

政府が法案を提出することもあれば、議員立法として提出されることもある。

 

たとえば、近年の例では「山の日」(2016年施行)がある。

これは自然への理解や感謝を目的とし、超党派の議員連盟や民間団体の働きかけによって制定された。

また、東京オリンピックの開催に伴って一時的に祝日を移動した例もあり、祝日は社会状況や政治的判断に左右される側面もある。

 

一方、企業や学校が定める休日は、それぞれの就業規則・校則・運営方針によって決まる。

企業なら労働基準法の枠内で週休二日制や年末年始休暇を設定し、学校なら教育委員会や文部科学省の基準に沿って学年暦が組まれる。

つまり、国が決める祝日と、民間が決める休日はルールが異なる。

 

「これまで」の休日制度の変遷

 

平成以降、日本は「休日の多様化」が加速した時代であった。

代表例を挙げると以下の通りである。

 

ハッピーマンデー制度の導入

1990年代後半から2000年代にかけて、体育の日や成人の日が月曜に移された。

これにより3連休が増え、観光やレジャーの活性化が期待された。

 

新しい祝日の追加

みどりの日の移動、海の日・山の日の制定など、生活や自然に関する祝日が増えた。

 

祝日の臨時移動

スポーツの祭典などの特殊事情に応じ、祝日が一時的に変更されるケースが生まれた。

 

これらの変化は、祝日が単なる伝統ではなく「生活の質」や「経済効果」など、複数の目的を持って進化してきたことを示している。

 

今後の休日はどうなるのか

 

日本の休日制度は、今後も社会情勢の変化に合わせて調整が続くと考えられる。

人口減少、働き方改革、観光立国としての戦略など、さまざまな要因がある。

特に注目されるのは以下の点である。

 

分散型休暇の可能性

大型連休に集中する休暇を分散させることで、観光地の混雑や労働負荷を軽減しようという議論がある。

 

リモートワークとの組み合わせ

働き方の自由度が高まっているため、企業ごとの独自休日が増える可能性がある。

 

祝日の新設・見直し

社会の価値観の変化に伴い、新しい理念を持つ祝日が提案される可能性は常にある。

 

祝日は国全体の指針として存在し、休日は個人の生活に密接に関係する。

今後の日本では、この2つがより柔軟に組み合わさった制度が求められるだろう。

 

まとめ

 

日本の休日は、「国が定める祝日」と「民間が定める休日」に分かれ、それぞれ違う仕組みで運用されている。

歴史的には皇室中心の祭日からスタートし、戦後の民主化を経て、現在は国民生活に寄り添う形へと進化してきた。

祝日は国会が制定し、企業や学校は自らのルールで休日を決める。

 

休日制度は時代とともに変化し続けるものであり、今後は働き方の多様化や人口動態の変化に合わせ、さらに柔軟な形に進化する可能性が高い。

日本人にとって「休む」という文化がどのように変わっていくのか、引き続き注目すべきテーマである。

 

 

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