ストップ高・ストップ安とは何か

フリーマン柴賢二郎の流儀

~そよ風に吹かれて、ゆっくりと歩いていこう~

世の中に起きている不思議なことや、

ふと浮かんだ疑問などをゆる~く書き綴る

何の専門家でもない私が経済的・時間的・人間関係の自由を得て、

人生のこと、世の中のこと、幸せについてなど、

一般庶民の目線で考える

 

 

ストップ高・ストップ安とは何か

 

株式投資には、株価が1日に動くことのできる幅が決められている。

この上限まで上がった状態をストップ高、下限まで下がった状態をストップ安と言う。

市場の混乱を防ぎ、急激な値動きから投資家を守るための制度である。

まるで車のスピード制限のような役割を果たしている。

 

実際の値幅制限の具体例

値幅は株価によって段階的に決まっている。

たとえば、

株価1,000円の銘柄 → ±150円

→ 上限 1,150円、下限 850円

株価3,000円の銘柄 → ±500円

→ 上限 3,500円、下限 2,500円

 

つまり1,000円の株が好材料で買い注文が殺到した場合、その日の最高値は1,150円までに制限され、それ以上には上がらないという仕組みになる。

 

ストップ高になる典型的な理由

ストップ高は次のようなときに起こることが多い。

  • 大幅な増益決算
  • 新商品や技術が話題になる
  • 有名企業との提携
  • 買収や経営統合

 

ストップ高になると売り注文がほとんど出ず、買い注文だけが積み上がる。

この状態が続くと「連続ストップ高」と呼ばれ、ニュースでも取り上げられることがある。

 

連続ストップ高の例

  • 初日に好材料でストップ高
  • 翌日も買いが殺到し再び上限に張り付く
  • 3日、4日と続くこともある

ただし、材料が期待倒れの場合、勢いが止まった瞬間に急落するリスクもある。

 

ストップ安になる典型的な理由

ストップ安はその逆である。

  • 不祥事
  • 大赤字決算
  • 業務停止命令
  • 倒産の噂

売り注文ばかりが並び、買いが全く入らない状態になる。

 

連続ストップ安の例

  • 不祥事が発覚
  • 投資家がパニック売り
  • 株価が連日値幅下限に到達

この場合、投資家は売りたくても市場に買い手がいないため、損失が膨らむ可能性がある。

 

ストップ高・ストップ安では売買できなくなることもある

 

ストップ高では、売りたい人がほとんどいないため、買いたくても約定しないことがある。

ストップ安では、買い手がいないため、売り注文を出しても売れないことがある。

 

つまり、

  • 値段が付かない
  • 注文板が一方向に偏る

という状況が起き、投資家は身動きが取れなくなることがある。

ここが初心者が最も誤解しやすいポイントである。

 

投資家としてどう向き合うべきか

 

  • 感情で飛びつかない
  • SNSや噂に流されない
  • 材料の内容を確認する
  • 「連続ストップ」は特に警戒

誰でも覚えておくべき大切な考え方は、株価は合理性だけでなく、心理で大きく揺れるということである。

 

まとめ

 

ストップ高とストップ安は、市場の過熱や混乱を抑えるための安全装置である。

値幅制限の仕組み、連続ストップの特徴、そして売買が成立しないリスクを理解しておけば、投資をより冷静に見る目が育つ。

将来投資を始めるとき、この知識は必ず役に立つはずである。

 

 

 

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