モバイルバッテリーと火災のリスクについて

フリーマン柴賢二郎の流儀

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モバイルバッテリーと火災のリスクについて

昨今、モバイルバッテリーが原因で火災になるというニュースを耳にするようになった。

私はまだモバイルバッテリーを所有してはいないが、それが必要となり所有した際には他人事ではなくなるため、この機会に学んでおきたい。

 

「モバイルバッテリーとは」

モバイルバッテリーは、スマートフォンやタブレットなどの電子機器を外出先で充電するための「持ち運び可能な電池」といえる。主にリチウムイオン電池やリチウムポリマー電池を内蔵しており、軽量で大容量という特徴がある。近年は、USB Type-C対応や急速充電対応など、機能性も向上してきた。。

 

「利便性の一方で潜むリスク」

モバイルバッテリーは現代生活に欠かせない便利な製品だが、火災や発煙事故が相次いで報告されている。その原因の多くは以下のようなものだ。

 

・過充電や過放電

モバイルバッテリーに過度な負担をかけることで内部温度が上昇し、発火につながることがある。

 

・衝撃や変形

落下や圧力でモバイルバッテリーの内部が損傷すると、電池がショートしやすくなる。

 

・品質の低い製品

安価な非正規品や基準を満たしていないモバイルバッテリーは安全装置が不十分で、リスクが高まる。

 

・高温環境での使用や放置

夏場の車内など、直射日光下に放置するとモバイルバッテリーの内部温度が危険域に達する。

 

「過去の事例」

過去に実際に起きた事例を参考に見てみる。

 

NITE(製品評価技術基盤機構)の統計(2020〜2024年)

・リチウムイオン電池搭載製品で 1860件 の事故を確認

・うち 約85%(1587件) が火災

・特に事故が多い製品がモバイルバッテリー

・発生は夏季(6〜8月)に集中している

 

東京都内で半年間に107件の火災(2023年上半期)

・スマホ・モバイルバッテリーなどから出火

・前年同期より約30件増加

・生活の身近な場所で発火する危険性が浮き彫りに

 

車内放置による発火事故(熊本県)

・夏場、高温になった車内にモバイルバッテリーを放置

・内部が過熱し発火、車内を焼損

・高温環境での放置が重大な危険を招いた例

 

電車内でリュックの中から発火(伊勢市)

・乗客のリュック内のモバイルバッテリーが突然発火

・リュックや座席を焦がす被害

・持ち運び時の圧迫・衝撃、他の金属との接触が原因と推定

 

「火災防止のためのポイント」

・高温環境を避ける。

・車内、直射日光の当たる場所、気温が急上昇するバッグの内側などは避ける。

・収納・保管時の注意: ケーブル・コイン・鍵など金属と接触しないようにする。絶縁が取れていないか確認。

・充電時の監視: 就寝中・外出中に放置しない。充電器やケーブルが適合・安全なものかを確認する。

・異常の早期発見: 膨張・膨らみ・異臭・過熱などが発生したら即使用中止。製品のリコール情報を定期的にチェックする。

・航空機内・公共交通機関でのルール遵守: 持ち込み手荷物の条件や収納場所、使用の可否について各社の規定に従う。

 

まとめ

モバイルバッテリーは非常に便利な装置であるが、その便利さゆえにリスクも軽視できない。実際の事故例を通じて見えてくるのは、以下のような共通点だ。

 

・高温環境での使用・保管 が重大なリスク要因であること(特に夏季・車内など)

・品質や製造の管理 の不備が事故に直結するケース(リコール対象品、設計・組立上の問題)

・異常を無視し続けることが拡大被害につながること

・公共の場や交通機関での規制・ルール に従わないことの危険性

 

これらの事例を教訓として、モバイルバッテリーを購入・使用・処分する際には、次のことを意識したい。

 

・信頼できるブランド・PSEマークの確認

・使用環境を選ぶ(高温・圧迫・衝撃を避ける)

・充電中・保管中の監視と異常時対応

・定期的なリコール情報の確認

 

これらを守ることで、「事故」ではなく「安全な便利さ」をモバイルバッテリーから得ることができるのではなかろうか。

 

 

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