相続問題にどう向き合う?

フリーマン柴賢二郎の流儀

~そよ風に吹かれて、ゆっくりと歩いていこう~

世の中に起きている不思議なことや、独り言などをゆる~く書き綴る

何の専門家でもない私が経済的自由を得て、人生のこと、世の中のこと、幸せについてなど、一般庶民の目線で考える

 

相続問題にどう向き合う?

「おひとりさま」の財産が国庫へ入る金額が、毎年増え続けており、ついに2024年に1000億円を超えたそうだ。

「おひとりさま」とは、広い意味では、一人が好きで結婚せず一人で暮らし、一人で旅行やグルメなどを楽しむ人を言うようである。

ここでの「おひとりさま」とは、亡くなる時点で配偶者や親・兄弟・子がいない人を指す。

この人達の財産が最終的に国庫へ入るのだが、その額が1000億円にのぼるというから驚きだ。

驚いたというより、こうした現実を認識せねばならない。

国庫へ入ったこの金額の中には、意図したものと何も意図せず行き場がなかったものもあるのだろう。ちなみに国庫へ入ったこの財産については、使い道が決められていないのだそうだ。

日本人全体の金融資産の総額が、2024年時点で2230兆円で過去最高を記録したが、その中で預貯金が1100兆円となる。

日本の金融資産規模は先進国では米国に次ぐが、年々その差は開く一方となっている。

理由は明快で、日本人はため込むのが好きだが投資をしないから、だから増加率が低いのだ。

話が違う方へ行ったが、相続問題に戻そう。

生きているうちに相続について遺言などで残すのが理想なのはだれもが思うことだが、面倒だから、という理由を除いてなかなか簡単ではないのだろう。

本人を含めて家族全員が納得した形が理想ではあるが。

財産を寄付することについて面白いデータがあった。一番多い理由が「社会貢献」で、「相続人がいない」が次ぐ。「相続税対策」もあるが、4番目に多いのが、「相続人に渡したくないから」が書かれていた。なんとも悲しい人生が想像されてしまう。

私の両親もだいぶ高齢になっているため、他人事と思わずに現実を見つめよう。

ただ、遺族内で大きくもめるほどの財産はないだろうから、残念というより気が楽だな。

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