鬼平犯科帳について

フリーマン柴賢二郎の流儀

~そよ風に吹かれて、ゆっくりと歩いていこう~

世の中に起きている不思議なことや、独り言などをゆる~く書き綴る

何の専門家でもない私が経済的自由を得て、人生のこと、世の中のこと、

幸せについてなど、一般庶民の目線で考える

 

 

鬼平犯科帳について

私はあまりテレビを見ない。見るとしたらニュースくらいだ。

あるいは何か「学び」がある番組。ドキュメンタリーも好きだ。

しかしトレンディドラマはまず見ない。

家内はといえばトレンディドラマが大好きなのだ。

一緒に見て笑いながら、時には涙を流しながら、何気ない時間を過ごせたらいいのだろう。

と重々分かっているのだが、偏屈な私にはどうしてもそれができない。

 

感動の名作と評価される映画は好きな方だ。

しかしわざわざ映画館に行って見るほどではない。

そんな一見冷めたようにみえる私でも、大好きなドラマがある。

池波正太郎の「鬼平犯科帳」だ。

わりと年配の方にファンが多いのではなかろうか。

私が「鬼平犯科帳」に出会った時のことやきっかけは覚えていないが、学生時代のころではないかと思う。

新卒で勤めた会社で営業をやっていた時代、顧客まわりの合間の時間によく図書館に立ち寄っては、このシリーズを夢中になって読んでいたほど好きだった。

 

今回、録画しておいたものを久しぶりに2時間モノで見ることができ、あらためてその素晴らしさを実感することができた。

 

これほどまでに私を虜にさせる要因はなんだろうかと考えてみた。

やはり主人公である鬼平こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)の長官「鬼の(長谷川)平蔵」の人柄だろう。

寛容であるが厳格でもあり、鋭い洞察力、誰もかなわないほど強い剣術、組織の統率力、そして何といっても人の世を知り尽くした人間だけが持つ懐の深さ。

その人柄にドラマでは、老若男女、敵も味方も、誰もが惚れ込んでしまう。

 

それに密偵たちの立ち回りもいい。

密偵たちみな一人ひとり、いい味を出している。

密偵たちとは、「狗(いぬ)」とも呼ばれているが、盗賊の一味だった者が鬼平に捉えられ、裁きを受ける代わりに鬼平の手となり足となって鬼平のお役目を支える者たちのことだ。

もちろん、密偵たちは鬼平の人柄に感服し、鬼平も相手を看破したうえでの関係性である。

 

また盗賊たちの設定もおもしろい。

盗賊には2種類あり、本格派タイプと凶悪な強盗タイプだ。

本格派タイプは、盗みの三ヶ条である「殺さず、犯さず、貧しきからは盗らず」を頑なに守り抜き、1回のおつとめ(盗みのこと)に何年もの時間をかけて入念に準備し、盗まれた方も全く気付かなかったほど巧妙に済ませる。

そして盗んだ金品は大切にとっておき、配下の者が引退する際の退職金として与えるのだ。

そうしたお頭には、その人柄や理念に共感するような人が集まって盗賊を形成する。

捕えられて密偵になるのはこちらのタイプからだ。

 

一方、凶悪な強盗タイプは、「急ぎ働き」と呼ばれ、準備に時間をかけず、目星をつけたところに強引に押し入って金品を根こそぎ奪い、全員を皆殺しにしてしまうようなやり方だ。

本格派タイプに対して「畜生働き」ともいわれる。

こうした盗賊のお頭にはそれなりに荒っぽい者たちが集まり、信頼関係などない場合が多い。

そして決まってこういうお頭のバックには、そのために雇われた腕のたつ剣術使いがいる。

こうした輩どもに対しては、鬼平は容赦がない。

 

このような登場人物を中心にドラマが作られている。

順番が後回しになってしまったが、知らずにファンになり損ねている人に向けて、この「鬼平犯科帳」の概要を記しておきたい。

時代背景は1780~1790年頃、農作物の不作など経済的不安から犯罪も増加し凶悪化した時代だった。

そこへ凶悪犯罪を取り締まる機動的な組織として「火付盗賊改方」が作られた。

その長官が「鬼平」こと長谷川平蔵である。

「鬼平」と言われる所以は、盗賊たちがその名を聞いただけで震え上がるほど恐ろしい人物だったからだ。

相手が凶悪犯に特化していたため、その長官たるや並の人物では務まらなかったようである。

2種類いる盗賊の方も、そのお頭には様々なキャラクターが設定されており、ストーリーを面白くするのに一役買っている。

時代劇に抵抗をしめす人もいようが、コレは別ものだ。

ファンではない皆さんも、一度ご視聴されることをおすすめしたい。

また池波正太郎のもう一つのヒット作「剣客商売」もあわせてご一読されたし。

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