株価はどうやって決まるのか?初心者のためのやさしい株価理論入門

フリーマン柴賢二郎の流儀

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株価はどうやって決まるのか?初心者のためのやさしい株価理論入門

 

株価は「人気投票」なのか?

 

株式投資を始めたばかりの人が最初に疑問に思うのは、「株価はどうやって決まるのか?」という点である。

業績が良いのに下がることもあれば、赤字なのに上がることもある。

まるで気まぐれに動いているように見える。

 

しかし、株価が決まる仕組みは決して偶然ではない。

そこにはいくつかの基本的な理論が存在する。

 

基本は「需要と供給」である

 

株価を最もシンプルに説明するなら、「需要と供給」である。

 

買いたい人が多ければ価格は上がる。

売りたい人が多ければ価格は下がる。

 

これはスーパーの商品と同じである。

株式市場では、常に売り注文と買い注文がぶつかり合い、その均衡点で価格が決まる。

 

つまり、株価とは「その瞬間に市場参加者が合意した価格」なのである。

 

本質は「企業価値」への期待

 

では、なぜ人はその株を買いたい、あるいは売りたいと思うのか。

ここで登場するのが「企業価値」という考え方である。

 

株式とは、企業の一部を所有する権利である。

したがって理論的には、その会社が将来どれだけ利益を生み出すかによって価値が決まる。

 

代表的な考え方が「将来キャッシュフローの現在価値」という理論である。

難しく聞こえるが、本質はこうである。

 

将来たくさんお金を稼げる会社ほど、今の価値は高い。

 

投資家は「この会社は今後どれだけ成長するか」を予想し、その期待を株価に反映させているのである。

 

PERという分かりやすい指標

 

初心者が理解しやすい指標として「PER(株価収益率)」がある。

 

PER = 株価 ÷ 1株あたり利益

 

これは「今の利益水準が何年続けば元が取れるか」を示す目安である。

 

PERが高いということは、将来の成長が強く期待されているということ。

PERが低いということは、成長期待が低い、あるいは割安と見られている可能性がある。

 

もちろんPERだけで判断はできないが、株価が「利益」と「期待」で構成されていることが分かる。

 

金利も株価を左右する

 

もう一つ重要なのが「金利」である。

 

金利が上がると、預金や債券の魅力が増す。

その結果、株式から資金が流出しやすくなり、株価は下がりやすい。

 

逆に金利が低いと、資金は株式市場に流れやすい。

 

つまり株価は、企業だけでなく、経済全体の環境にも影響されるのである。

 

株価は「未来」を織り込む

 

株価の最大の特徴は、「今」ではなく「未来」を織り込む点にある。

 

業績が悪化してから下がるのではなく、悪化しそうだと予想された時点で下がる。

業績が回復してから上がるのではなく、回復しそうだと期待された時点で上がる。

 

株価は常に一歩先を見て動いているのである。

 

だからこそ、ニュースを見てから慌てて動くと、すでに株価に織り込まれていることが多い。

 

まとめ:株価とは「期待の集約」である

 

株価は、

①需要と供給

②企業の将来価値

③金利などの経済環境

④投資家の期待と心理

 

これらが複雑に絡み合って決まる。

 

一見ランダムに見える株価の動きも、本質は「この会社は将来どれだけ価値を生み出すか」という問いへの市場の答えなのである。

 

短期的には感情に振り回されることもある。

しかし長期的には、その企業の実力に収斂(しゅうれん)していく傾向がある。

 

初心者がまず理解すべきことは、「株価は過去ではなく未来を映す鏡である」という事実である。

 

この視点を持つだけで、日々の値動きに一喜一憂することは少なくなるはずである。

 

 

 

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