株価はどうやって決まるのか?初心者でもわかる仕組みと動く理由

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株価はどうやって決まるのか?初心者でもわかる仕組みと動く理由

 

毎日のようにニュースで耳にする「株価の上昇」や「暴落」という言葉。

だが、その株価は一体どのようにして決まっているのだろうか。

本記事では、株価の基本的な仕組みから、上がる・下がる理由、そして長期で上がり続ける背景までを、初心者にもわかりやすく解説する。

 

株価を決めるのは「需要と供給」

 

株価を動かす基本的なルールは、実にシンプルである。

それは「需要と供給」、つまり買いたい人と売りたい人のバランスだ。

 

「この会社は将来有望だ」と考える投資家が増えれば買いが集まり、株価は上がる。

逆に「業績が悪化しそうだ」「景気が不安定だ」と思う人が増えれば、売りが優勢となり株価は下がる。

 

要するに株価とは、その企業がどれだけ市場から期待されているかを示す“人気投票”のようなものだ。

人々の判断と感情が、数字として現れているのが株価なのである。

 

株価が上がったり下がったりする主な理由

 

株価は毎日のように変動する。その理由は、大きく3つに分けられる。

 

  1. 企業の業績

 

企業の決算で利益が増えれば、「この会社は伸びている」と評価され株価は上がる。

逆に赤字や減益が発表されれば、株価は下がる。

業績は最も直接的な株価変動要因である。

 

  1. 景気や金利などの経済環境

 

国全体の景気が良ければ、多くの企業が利益を上げやすくなり、株価全体が上がりやすい。

また、金利が低下すると預金より株式投資の方が有利と考える人が増え、株価を押し上げる。

逆に金利が上昇すれば、株は売られやすくなる。

 

  1. 投資家の心理とニュース

 

戦争、災害、政治の混乱といった不安要素が出れば、株は売られやすくなる。

一方で、新しい技術や政策への期待が高まれば、買いが集まる。

株式市場は、人間の心理が大きく作用する「感情の市場」ともいえる。

 

株価に「適正な値段」はあるのか

 

では、株価には「ちょうどよい価格」、つまり適正ラインが存在するのだろうか。

結論から言えば、明確な正解はない

しかし、投資家たちは指標をもとにおおよその目安を立てている。

 

代表的なのが「PER(株価収益率)」である。

PER=株価 ÷ 1株あたりの利益 で計算され、たとえばPERが15倍なら「利益の15年分が株価に反映されている」という意味になる。

同業他社と比べて高ければ「割高」、低ければ「割安」と判断されることが多い。

 

ただし、PERはあくまで「今の利益」に基づいた目安であり、将来の成長性や期待までは織り込みきれない。

そのため、適正ラインは常に変動していると考えるべきだ。

 

長期的に株価は上昇する理由

 

株価は短期的には乱高下を繰り返すが、長期的には上昇傾向にある

その理由は、企業が成長を続け、社会全体の経済規模が拡大しているからである。

 

技術革新や効率化によって生産性が上がり、新しい産業が生まれる。

その結果、企業の利益が増え、株主に還元される価値も上昇する。

こうした積み重ねが、株式市場全体を押し上げていく。

 

実際、アメリカの株式指数「S&P500」は、100年以上の歴史の中で何度も暴落を経験しながらも、長期では右肩上がりを続けている。

経済成長に株価が連動していることの証拠である。

 

初心者投資家が注意すべき3つのポイント

 

株式投資を始めたばかりの人が意識すべき点を3つ挙げておきたい。

 

  1. 短期の値動きに振り回されない

 

株価は日々上下するものだ。ニュースやSNSの情報に惑わされ、感情的に売買してはいけない。

冷静さを保ち、長期的な視点で判断することが大切である。

 

  1. 理解できる企業に投資する

 

自分がよく知らない業種や、事業内容が理解できない会社には投資しない方がよい。

「なぜ儲かっているのか」を説明できる企業こそ、安心して保有できる株である。

 

  1. 分散投資を心がける

 

一社に資金を集中させると、思わぬ出来事で大きな損失を負う可能性がある。

複数の企業や業種に分けて投資することで、リスクを抑えることができる。

 

まとめ:株価は人の心理と経済の鏡

 

株価とは、企業の将来に対する人々の「期待」と「不安」が交差して生まれる鏡のような存在である。

短期的には波のように上下するが、社会が成長し続ける限り、長期的には上昇していく力を持っている。

 

投資の基本は、焦らず、慌てず、冷静に。

株価の裏には常に、人の心理と経済の流れが息づいていることを忘れてはならない。

 

 

 

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