富士山5合目 車中泊

フリーマン柴賢二郎の流儀

~そよ風に吹かれて、ゆっくりと歩いていこう~

世の中に起きている不思議なことや、独り言などをゆる~く書き綴る

何の専門家でもない私が経済的自由を得て、人生のこと、世の中のこと、

幸せについてなど、一般庶民の目線で考える

 

 

富士山5合目 車中泊

まだ梅雨の真最中の6月下旬だというのに、連日もう真夏かと思うほど暑い日が続いている。

そこで涼しい場所を求めて車中泊の候補地を検討した。

涼しい場所というと、必然的に標高が高いところとなる。

 

選んだ場所は、「富士山5合目」である。

自宅からほどよい距離だし、何度か訪れているため経路や現地での勝手がおよそ分かっている。

富士山5合目というと、夏の間はマイカー規制が実施されることを知っていたため、調べてみると今年は7月10日から9月10日までとなっている。

今ならまだ間に合うし、万が一5合目が寒すぎて車中泊に耐えられない場合は、マイカー規制中にシャトルバスの発着場となる水ケ塚駐車場まで降りたところもまだ無料で駐車できるのだ。

 

ついでに富士山近辺でどこか良い温泉でもないかと調べてみると、ちょうど富士山に登り始める富士宮市内のはずれに「天母の湯(あんものゆ)」というところがあるではないか。

しかも410円という有難いお値段だ。

私はもともと温泉が特に好きというわけではなかった。

バイクや車で遠出した際にも、体が洗えればいいくらいにしか考えていなかった。

ついでに言うと、いい景色やご当地グルメなどにも興味がないといった、人から言わせれば「何が楽しいの?」という人間だった。

今でも景色やグルメに興味がないのは変わらないが、温泉の楽しみの方は、前に行った御嶽山の濁河温泉を利用してから少しずつ分かるようになった。

というわけで、天母の湯によってから富士山5合目を目指すこととした。

 

そうと決まれば即行動開始だ。

アルコールについては家でいつも飲む安い4リットルのウイスキーをペットボトルに3分の1ほど注いで準備し、あとは缶酎ハイのみスーパーで買い足せばよし。

食料の準備についてもだいぶ慣れてきて、コストダウンの方法をいくつか見出している。まずパックご飯を湯煎して冷ましておく。電子レンジを使わないのは、温める際にフタのビニールを一部めくらないといけないため都合が悪いからだ。

おかずはレトルトカレー(これは常温でもおいしい)、および冷蔵庫にあるものを容器に詰めて準備する。

そしてそれらを、保冷剤を入れたクーラーボックスに入れたら完了だ。

天母の湯への到着時刻を夕方くらいにしたかったため、我が家をお昼頃に出発した。

 

道中は何の問題もなく、およそ3時ごろ天母の湯へ到着した。

平日のためか、お客さんは数人、地元のお年寄りの方々がいるだけで、空いていてよかった。

サウナがあったため、せっかくだからと入ってみた。

ここのサウナは60℃くらいで初心者にやさしい。

10分を2セットも使わせてもらい、大量の気持ち良い汗をかいた。

露天風呂から富士山は見えない方角だったが、富士山のふもとだからか結構涼しくて、濁河温泉と並ぶくらいとても満足した。

 

そこから富士山までの道中は、ずっと林の中のきれいな山道となる。

5合目まで上がる前に、念のため水ケ塚駐車場を偵察し、5合目が寒すぎる場合の予備の場所として問題ないことを確認しておいた。

水ケ塚駐車場から5合目までは急な坂となっており、私の軽ワンボックスではかなりのパワー不足を感じたが、なんとか無事到着した。

ちょうど登山客たちが次々に下山してきていた。

 

あたりは深い霧に覆われていたため景色はほとんど見えなかった。

駐車場の中で平坦なところに車を駐車して、酒と食料を腹に入れて睡眠の体勢にはいった。

さすがに標高が2300メートルということで、この時期でも夜はかなり寒い。

上着を持ってこなかったことを後悔したが、標高1200メートルの水ケ塚駐車場まで下りるほどではなかった。

 

今回の車中泊も、総じて大満足だった。

車中泊候補地の1つに十分ライナップできる。

マイカー規制が解除されたころに、天母の湯とともにもう一度来たい。

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