フリーマン柴賢二郎の流儀
~そよ風に吹かれて、ゆっくりと歩いていこう~
世の中に起きている不思議なことや、独り言などをゆる~く書き綴る
何の専門家でもない私が経済的自由を得て、人生のこと、世の中のこと、
幸せについてなど、一般庶民の目線で考える
増大し続ける社会保障費をデータで打開する取り組み
私は性格的にデータが好きである。
事実を数字で捉え、課題は何かを考えたり、問題が起きていないかを数字といった客観的なデータで追いかけたりするのが好きなのだ。
実際、私は9か所の太陽光発電所を所有しているが、すべての発電所において、毎月の売電収入と経費、その差額のキャッシュフロー、発電量、発電効率などを数値およびグラフで管理している。
どの発電所も大事な収入源だが、数値によって優秀な資産か否かを順位付けすることも可能なわけだ。
そんなデータ好きな私が非常に興味を持ったコンテンツを紹介したい。
「日本再興ラストチャンス」という動画のシリーズの中で、「増大し続ける社会保障費をデータで最大効率化できないか」というテーマについて、経済同友会から経営者2名と成田悠輔が論じるという番組だ。
私は個人的に成田悠輔が大好きなので、特に興味を持った理由である。
社会保障給付費の総額(年金・介護・医療・子育て)は年間130兆円となっており、過去30年で3倍になっている。
日本のGDPを約600兆円とすると、その約22%にあたる。
今後増え続けていくと、最大180兆円になるという予測もあるそうだ。
これは実際問題として持続不可能である。
社会保障給付費の中身を見ていくと、現状の問題点としては、「なってしまった後」いわゆる病気になってから治療を続ける長い期間に費用の大部分が使われている点である。
この問題に対して、もっと有効的な費用の使い方、すなわち予防(認知症になる前、病気になる前、失業する前)に費用をかけて増大していく社会保障給付費用を抑えていけないか、そしてそれをデータで検証できないか、というのが論点となる。
しかしこれがなかなか簡単ではないようだ。
ミクロな問題(医薬品の効果を測るなど)についてはデータの使い方(効果や価値)が分かってきているが、マクロの問題(制度・政策・法律を作るなど)についてはまだよくわかっておらず、世界的にみてもなかなか成功例はないそうだ。
例えば教育の分野で言うと、新しいAIドリルはどの程度効果があるかなどは分かりやすいが、ゆとり教育は政策上いいのか悪いのか、あるいは義務教育のカリキュラムはどう設計すればよいのか、などマクロの問題はハードルの高さが違うようだ。
その理由として、
- 大きな利害関係がある
- 効果検証が決まっていないからそこにお金が行きにくい
- 事前領域、予防領域にはデータがない
- データの取り方から含めて難しい
- 国内のあらゆる地域で多くの人々の生活様式や行動を、医療データと結び付けて評価できる体制になっていない
などが挙げられる。
しかし上手くいけば、結果として個人の生活にとっても国家の財政的にも有効な話となるはずである。
時間はかかるだろうが、議論倒れにならずぜひ実現させてほしい。
世の中には本当に多くの問題が潜んでいる。しかしそれらを浮かび上がらせて解決しようと取り組んでいる人もいる。
国がゆっくりとでも発展していけるのは、こうした人たちの努力の賜物だと思う。