トヨタがすすめる「Woven City」について

フリーマン柴賢二郎の流儀

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トヨタがすすめる「Woven City」について

トヨタ自動車が富士山麓の町で、「Woven City(ウーブンシティ)」というものの計画を進めていることは、多くの人も耳にしたことがあるはずだ。

しかし、なぜかあまり宣伝しないし、マスコミも大きく報道していないため、その実態が良く分からない人も多いのではなかろうか。

私ももちろんその一人だ。要するに、何がしたいのかよくわからない。

 

まだ実際にはスタートしていないが、現時点(2025年8月)で公表されている情報をもとに私なりにまとめてみたい。

 

ウーブンシティ計画を中心に進めるのは、トヨタ自動車100%の子会社の「ウーブン・バイ・トヨタ株式会社」となっており、プロジェクトリーダーは豊田章男会長の長男である豊田大輔氏が務める。

 

場所は、静岡県裾野市のトヨタ自動車東日本東富士工場の跡地で、2021年2月から建設が進められている。

ウーブンシティが未来の街づくりの実証施設だということは大雑把に認識していたが、いわゆるウーブンシティの目的についてしっかり把握しておこう。

 

「先端デジタル技術と人間生活との最適な融合」という大テーマのもと、もう少し具体的には、

・街全体が “未来の実験場” となり、新技術を積極的に活用していく

・水素エネルギー&再生可能エネルギーで、クリーンな暮らしを実現する

・高齢者から子どもまで、すべての人が快適に暮らせる街をデザインする

・AIやロボットが家事や移動をサポートして、毎日をもっと楽に楽しくさせる

・地上を広く安全に使うため、物流専用の地下トンネルを整備し、街の景観と安全性を向上させる

・AIで都市をスマートに管理するため、デジタルツイン技術を活用し、リアルタイムで都市の状況を把握し、最適な運営を行う

・スマートホーム技術で暮らしを快適にするため、AIによる健康管理や、家事をサポートするロボットを導入する

・安全に移動するため、自動運転車、歩行者、パーソナルモビリティ(電動スクーターなど)の道路を分けることで、衝突事故のリスクを減らし、安全で効率的な移動を実現する

・イーパレットと呼ばれる自動運転のシャトルが、住民の移動だけでなく、移動型の店舗や医療サービスにも活用する

・「イーパレット」は、移動診療所や物資の輸送拠点として機能し、災害時や緊急時などいざというときの迅速な支援を可能にする

 

などとなっている。

 

なるほど、まさに理想的な未来都市の構想だ。

諸外国でもデジタル技術を積極的に取り入れた街づくりが進められているようだが、街の人々のデジタルへの不信感から反発を受け、頓挫してしまった事例もある。

全く新しい取り組みなだけあって、数十年単位で考える必要がある。

 

さて実際のところウーブンシティでは、第一段階として、2025年秋から本格的に入居および実証実験がスタートする予定となっている。

まずはトヨタの社員とその家族が入居する。

そして第二段階(2026年以降)では、パートナー企業の社員、スタートアップの起業家や、トヨタと共同研究を行う研究者及びその家族が入居する予定となっている。

第三段階では、将来的には一般住民の受け入れの可能性もあるそうだ。

実証実験が進むと、さまざまなデータが公開されていくはずだ。

私たち一般庶民のみならず世界中の国や企業が注目するだろう。

 

反対に不安な点はないだろうか。

行政サービスとの融合や道路交通法などの制度や法律の整備との調整などは、あまり公表されていない。

ウーブンシティの中だけで完結する計画ではなく、世界の街づくりの未来をデザインしていく指標にもなる計画なので、国や地方自治体との調整を抜きには実現されない。

しかし国の動きと歩調を合わせて進めていくとなると、はるか遠い未来の話になってしまうのも事実だ。

 

今回、トヨタが莫大な投資をして、民間企業のみでこのプロジェクトを進める決断をしたのは、自動車産業の未来だけではなく、「未来の生活はこうなります」「明るい未来が待っています」を世界中の人々へ届けようとしているように思える。

こんなことができるのは、トヨタだけだろう。

日本にはこんなに素晴らしい企業があることを、日本人として誇りに思う。

同時にトヨタ自動車という会社の偉大さを強く感じた。

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