フリーマン柴賢二郎の流儀
~そよ風に吹かれて、ゆっくりと歩いていこう~
世の中に起きている不思議なことや、
ふと浮かんだ疑問などをゆる~く書き綴る
何の専門家でもない私が経済的・時間的・人間関係の自由を得て、
人生のこと、世の中のこと、幸せについてなど、
一般庶民の目線で考える
アクセルとブレーキの踏み間違え事故――過去10年のデータが示す「本当の問題点」
「アクセルとブレーキを踏み間違えたために起きた事故」は、ニュースで繰り返し報じられるたびに「高齢者の問題」として語られがちである。
しかし、過去10年のデータを冷静に分析すると、問題はそれほど単純ではないことが見えてくる。
年齢別データが示す現実
警察庁の統計では、踏み間違え事故は75歳以上で突出して多いのは事実である。
一方で、65歳未満でも毎年一定数発生している。
つまり、加齢はリスク要因の一つではあるが、事故の「原因」そのものではないようだ。
注目すべきは、事故率が高齢になるほど急増する点だ。
これは身体能力の低下よりも、「とっさの判断時に誤操作を修正できない」ことが大きいと考えられる。
男女別の傾向
踏み間違え事故は、男性ドライバーの比率が高い。
これは性別による能力差ではなく、
・男性の運転頻度が高い
・自家用車依存度が高い
・「自分は大丈夫」という自己評価が高い
といった行動特性が影響していると見られる。
地域別に見る事故の集中
都市部よりも、地方・郊外での発生割合が高いのが特徴である。
理由は明確だ。
公共交通が乏しく、日常生活に車が不可欠な地域では、
・高齢になっても運転をやめにくい
・運転距離・頻度が多い
結果として、事故リスクが蓄積していく。
場所別分析が示す決定的特徴
踏み間違え事故の多くは、
・駐車場
・商業施設
・コンビニ・スーパー前
といった低速・日常的な場所で起きている。
高速走行中ではない点が重要である。
これは、
「慣れた場所ほど注意が緩む」
「咄嗟の操作を感覚に頼っている」
という人間の特性を如実に示している。
車種別の傾向
詳細統計は限定的だが、
・AT車(オートマ車)
・ペダル配置が似通った車種
で事故が集中している。
MT車で同種事故が極端に少ない点は、構造的要因の存在を示唆している。
運転頻度との関係
意外にも、
「ほとんど運転しない人」より
「日常的に運転している人」
の事故が多い。
これは、経験不足ではなく慣れによる油断がリスクになることを意味する。
浮き彫りになった本当の問題点
過去10年のデータが示す結論は明確だ。
この事故は、
高齢者問題よりも
個人の不注意よりも
「人間の判断特性」と「車の設計思想」が噛み合っていない構造的問題が濃い。
アクセルとブレーキを踏み間違えたことはもちろん問題だ。
しかし踏み間違えても事故になり得る環境を、社会が放置してきたことにも目を向けるべきではないだろうか。
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