フリーマン柴賢二郎の流儀
~そよ風に吹かれて、ゆっくりと歩いていこう~
世の中に起きている不思議なことや、独り言などをゆる~く書き綴る
何の専門家でもない私が経済的自由を得て、人生のこと、世の中のこと、幸せについてなど、一般庶民の目線で考える
「コスパ・タイパ重視」の落とし穴
感情論で判断することが好きではない私は、妄信的に「コスパ・タイパ重視」という思考が強い、
というよりそれが正義だと思っている。
しかし心のどこかで、何か大切なものを失いつつあるのではないかという気持ちもあった。
しかしそれをはっきりと説明できないでいた。
今日読んだ安達裕哉の記事のおかげで、すっきりと腹落ちした。
「コスパ・タイパ重視」の最も危険な側面は、「現在の自分」が想像する範囲でしか、効果(パフォーマンス)を考えられない点、すなわち「自分にはまだ見えていない世界がある」ということを考えられない点であると。
すなわち「とんでもない大きな果実を得られる可能性もある。だから、あえて面倒なことでもやってみよう」という考え方を捨ててしまう点であると。
だから、本質的に「タイパ・コスパ」の考え方が通用するのは、自分が「消費する側」「サービスを受ける側」「教わる側」である場合に限られると。
仕事とは本質的に、「サービスする側」「生み出す側」「創り出す側」に立たねばならないのだと。
起業家、研究者、プロスポーツ選手、芸能人、アーティスト、発明家、経営者など、新しい領域を切り開いて行く行為が必須である人々が、「試行錯誤したくない」「最少の労力でやりたい」などと言っているのを見たことがあるか。
そして、「タイパ・コスパ至上主義」「爆速で成長」という、未熟で受け身の姿勢から脱却し、「損して得取れ」という主体的な意思決定を行う言葉の意味を、もう一度振り返る必要がある、とまとめられている。
安達裕哉、この人の本や記事で、かつて私が中小企業の管理職だった時代にビジネスコミュニケーションを学ばせていただいた。
本当に奥深くて良い視点を持っている人だと思う。
とても意味深いことを学べた。